第45話

留守番
2,870
2019/07/28 13:17

🐰

________








テ「じんたん、ほんとに大丈夫?
寂しくなったらすぐ電話してよ?」



じ「大丈夫だって!楽しんできて!w」






__今日と明日の2泊3日


テオくんは地元の友達の家に泊まりで遊びに行くことになった。


付き合ってから
初めて数日離れる。


...正直めっちゃ寂しいけど、俺がそんなこと言ったら テオくんはきっと行くのやめちゃう。

だから
できるだけ笑顔で
ほんとに気にしないでいいからねって
何度も何度も伝えた。


テ「俺が耐えれるかな~夜とか絶対寂しいじゃん~~」


もう玄関まで来て靴も履いているのに
段差の上に立つ俺をぎゅっと抱きしめて

細かくたくさんキスをしてくれた


テ「LINEするからね」


散々ぎゅってしてキスもして
名残惜しくもあたたかい手が離れる


じ「うん!俺もする!楽しんできてね!」








______その日の夜








じ「どうしようやばいめっちゃ寂しい...」





朝の強がりが嘘のように
1日テオくんと離れているだけで寂しさを感じる。


いつもは寂しいって思っても次の日には会えてたけど、今回は2泊...つまり今日の夜だけじゃなくて明日の夜も会えない...


はああーーー

俺昔はこんなんじゃなかったのになあーー


深くため息をついてベッドの枕に顔を沈めた。

普段あんまり会えない友達といるんだから、軽々電話をかけることもできないし...
俺のこと心配しないで楽しんで欲しいし...



、、、でも


じ「テオくん、ちょっとは俺のこと思い出してくれてたりするのかなぁ.....」


たった1日でこんなに寂しいのは

きっと俺だけじゃないかな。

今頃楽しんでるんだろうなあ。




...だめだ、

ひとりだとどんどんマイナス思考に....







なんて考えていると
LINEの通知音と共に
スマホにテオくんの名前が表示された


急いでLINEを開くと
愛しい人からのメッセージが。



『じんたん何してんのー?
俺はちゃんと楽しんでるよ!
でもじんたん居ないから寂しー!』



優しい文と共に
5人ほどの友達と楽しそうに笑っているテオくんの写真が送られてきた。


__ああ、会いたい。


楽しそうなのはよかったけど、なんとも言えない寂しさと
少しのヤキモチが膨らむ。



...俺もだよ、楽しんでね!
っと...



返信を打って、少しまた枕に沈んだところで部屋を出た。







寂しい心を紛らわせようと
同居人のひとりであるたくまを探した


「たくまー?」


リビングへ顔を出すと、たくまではなくちぃちゃんが料理をしているところだった。



ち「あれ?じんさん、たくまさんならさっき出かけましたよ~」


フライパンの中身を混ぜながら
どうかしました?って聞かれて

「...テオくん居なくて寂しくて...」

思わず素直に言葉が零れた。


ち「あははwじんさん可愛いですねw
明日帰ってきますし、元気だしてください!」


じ「んん...」


ち「ほら、ごはん食べて元気出しましょう!まこさん呼んできてください!」


じ「わかったぁ...」




ごはんの炊ける香りに少しお腹もすいてきて
編集作業をしてくれているまこさんを呼びに行く。




じ「まこさんー?ごはんだよー」



肩をトントンと叩くと
ヘッドフォンを外しながらまこさんが振り返った。


ま「あ、お疲れ様です!珍しいですね、昼食べるんですか?」


じ「うん。テオくん居ないからね~」


小さくため息をつくと
ちぃちゃんのようにまこさんも笑った。


ま「ふっw寂しいんですねw」


じ「...そうだよ悪いか!」


ま「いやいやwなんなら夜皆でスマブラしますか?編集もいけそうですし」


じ「え、いいの!?」



夜一人で居るのが一番寂しさを加速させるから、皆で居てくれたら正直有難い。

うれしくてまこさんを見ると
「もちろんですよ」って
また笑ってくれた。









それから



ちぃちゃんのおいしいご飯を食べて

たくまも帰ってきて

夜頃みんな集まって
ゲームが始まり
寂しいって気持ちが段々明るくなっていく。

もちろんテオくんとはLINEをしながら、
でも
あっちも楽しんでるんだろう、
1時間に一通返ってくる程度。


ゲームに集中しているくらいがちょうど良くて、それは深夜まで続いた



た「俺そろそろほのかんとこ帰んなきゃ」



時計の針が2時を超えた頃、たくまが楽しかったーって言いながら立ち上がる。

それに続いてちぃちゃんも
そろそろ寝ますね!って立ち上がった。


...明日もあるし、引き止めるのは悪いなあ。


そう思って、おやすみ!って笑顔を作って、残ったまこさんを見ると



ま「ほら、どうせ眠くないんでしょ?やりますよ!」



結局そのまま
朝までゲームに付き合ってくれた。











→続

プリ小説オーディオドラマ