そう言って部屋の隅から隅まで
見渡す。
この大きな窓から入ってくる日差しが
とても綺麗だ。
次にこの家のお風呂場とトイレを
紹介するよ、と大家さんは言う。
私達は二階からお風呂がある所へ行く為
階段で一階に向かうのだが、誰かに見られている
感じがして一階を見るとその誰かと目が合った。
気まずくて私は直ぐに目を逸らしてしまう。
ちょっと失礼だったかな?と反省する。
あの人は確か…
ジョンウォンさんだったっけ??
なんで私の事を見ていたのか分からないけど、
そりゃ急にこのシェアハウスに女が来るってなったら抵抗あるよね…
それからお風呂とトイレを紹介してもらい
一通り内見は終わり大家さんに、
と聞かれ
と困った顔をする大家さん。
聞いたらまずかったかな?
と大家さんと少し気まずくなってしまった。
そんなこんなで大家さんとは別れ
家に帰る。
来週にはこの今住んでる家ともお別れかと思うと
寂しくなる…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。