あなた side
ジミナに電話繋がらない。
…なんでだろう。
何かあったのかな。
prrrrrrrrrrrrr…
、
、
ジニオッパが慌ててる…、どうしたんだろう。
…嘘でしょ…⁉…血って…。
、
、
…嘘…
、
…どうしよう。
全部私のせいだ。
私が…ジミナにあのメールのことを…教えたから…ジミナが…ジミナが…。
、
、
もし…ジミナが…。…だめだ…そんなこと考えちゃ…。
…なんでっ…なんでジミナと…ジョングクなの…。
…テヒョナなんか…テヒョナなんか嫌いっ…。
私は震えた手で携帯を取り出した。
そしてメールを開いて
【私はあなたが嫌い】
と、携帯の画面に涙がたくさんこぼれながらあのメールに返信をしてしまった。
この後何が起きるかなんてわかってたのに。
ガチャ
テヒョナの笑みは言葉に表せないほどに、、、黒かった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!