第32話

JN
5,552
2019/01/20 06:08
ジンside









急いで駐車場に向かって、僕たちは走った。









地下二階。









辺りを見渡すとたくさん車が止まってて、人がいるかわからない。








ナムジュン
ナムジュン
手分けして探しましょう









僕は入り口から1番離れたところを探した。









…なかなか見つからないな。









車の奥、車の間を見てもなかなか見つからない。









なんでテヒョナがこんなことをしようとしたのか。









ジミナに勘付かれたから?









怖かったのか…?









それともただの好奇心…。









いやいや、でもあの2人は高校からの仲良しだ。


そんな単純に心変わりするか…?









ありえないだろ。









そんなことを思いながら探してると、僕の足元に一粒の赤い血があった。








ジン
ジン
、、、これっ、、、









絶対ジミナのだ。









僕は急いでその赤い血を辿って行くと…。







ジン
ジン
ジミナッ!









横に倒れているジミナがいた。









ホソクたちも僕の声に気づいてすぐに走ってきてくれた。









ちょうど車の後ろだった。









車の後ろには壁まで2mくらい幅があって、防犯カメラには映らない。









基本駐車場には警備員は入り口にしかついてないし、この車は、中々動かない。









…テヒョナは頭を使ったのか。








ジン
ジン
ジミナッ!大丈夫か、、、?









最初は意識がなかったジミナが薄っすらと目を開けた。








ジミン
ジミン
…あ、ヒョン…迎えにきてくれたんですか…?








僕の王子様ですね…ははは…











ユンギ
ユンギ
何言ってんだお前。頭までおかしくなっちまったのか?








…すごい血だな。早く救急車よべ…!











急いで僕は救急車を呼んだ











ジミン
ジミン
…僕は…僕は大丈夫ですよヒョン……。









それよりも…早く…ジョングクと…あなたを助けてください…。









……え?









あなたって…確か…ジョングクの彼女だよな…?










…なんで今。









…あなたに何かあるのか…?









救急車で運ばれてる時も僕の頭はずっと混乱していた。

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