第6話

7,230
2018/12/30 13:05
ジョングクside
気がつけば朝だった
あれから昨日の記憶はもう無い
たぶんまた、テヒョニヒョンにスタンガンで眠らされたんだろう
顔とお腹にはアザができている
、、、痛い
なんで殴られなきゃいけないんだろう
テヒョン
テヒョン
あ、起きた?俺、今から仕事行くから。
これ、朝ごはん。テキトーに食べて
上着を着たテヒョニヒョンが、僕のベットの前に置いてある小さな机に朝ごはんを置いた
ジョングク
ジョングク
え、、、僕も仕事行きたいんですけど、、、
テヒョン
テヒョン
あ?ふざけたこと言ってんじゃねぇよ
お前をBTSから消すためにここに閉じ込めてんだ。
、、、ここから逃げられると思うなよ?お前は一生ここで暮らすんだ
テヒョン
テヒョン
じゃ、行ってくるから。大人しくしてろよ?
そう言ってテヒョニヒョンは家を出ていってしまった
、、、は?、、、仕事に行けない?
、、、もうヒョン達とも会えないの?
、、、そんなの、、、やだ、、、嫌だっ
なんで、、、なんで僕はずっとこんな所に、、、いなくちゃならないんだっ!
























、、、逃げなきゃ
早く逃げないと僕は殺されちゃう
テヒョニヒョンが逃げんなって言ってたけど、、、
そんなこと聞くわけねぇだろっ!






















テヒョニヒョンの家を飛び出して、僕はずっと走った
手首と足首の鎖を外すのにちょっと時間がかかったけど
何とか外すことができた






























、、、どこに行こう
宿舎は危険だ。
テヒョニヒョンがわからない所に、、、

















この時僕は逃げなければ














まだ僕には















































































"自由"というものが残っていたかもしれないのに、、、

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