…廉side…
洗面所に足を踏み入れて、
誰か入ってんのかなって扉を開けようとしたら
誰かが出ようと扉を開けた
ガチャ
なんで裸なん!?
風呂やからか、でもっ、
俺はすぐに目を逸らした
あなたが近づこうと歩き出し、
石けんに足を滑らして
俺の方へと倒れ込んでくるやないかい
避けたかったけど、避けたらあなた怪我すると思って
そのままでいたら、俺の上にあなたが乗っかった
ちょっと待って、
なんか視線を感じると思って周りを見たら、
紫耀と海人がドアの隙間からこっちみてる、、
もう何も気にせぇへん!!
あなたを抱きしめてそのままお風呂へ入った
ジャポォンッ
あなたの頭をポンポンと撫でてあげた
2人ともお風呂を出ていきました…
自分で突っ込むという寂しい人間です笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。