第11話

Jaehyun × Jaemin
16,515
2023/02/06 13:52
もう読んだ方もいらっしゃると思いますが、privatterで上げていたお話です(アカウントの凍結解除しなさそうだな、と思ったので)(私Twitter詳しくないから凍結解除の方法が分からない……)いつもより短めです。これぞ短編。
第二話ジェジェズの世界線です。








JM「っんぅ……ぁ、あ、」

JH「ジェミナ、辛くない?」

JM「ん、ぁ…大丈夫、」



言って、顔を覗き込むと、俺の肩口に顔を埋めてジェミンが頷く。

初めて身体を重ねた日に決めたこと。

ジェミンの腰のために体位だけは考えよう。
それから、その日のコンディションを欠かさず伝えよう。

ジェミンがこの先もアイドル活動を続けられるように、と二人で話し合ったことだ。

ジェミンはと言うと、「大丈夫なのに…」と恥ずかしそうに肩を竦めていたけれど。

小さく喘ぎながら胸への愛撫に身を委ねるジェミンの頭を撫でる。

丸くて小さな頭が擦り寄ってくる姿は宛ら猫のようだった。



JH「胸でも感じるようになったね」

JM「っぁ…だって、ヒョンがそこしか、っさわんないから…あ、んぅ、」

JH「ふは、ヒョンのせいか〜…」

JM「やっ、!あ、ひょん…まって、ゃ、んん、」



乳頭を優しく摘んでいた指先の動きを止めて、前腕全体でジェミンの肩を支えた。

対面座位のおかげで、目の前に晒された突起へと舌を伸ばせば、びくん、と跳ねた身体が俺の身体へと擦り寄る。

身体を重ねる度に感度の上がっていくジェミンを見ているのは気持ちがよかった。

恋人を自分色に染めていくのは男のロマンと言っても過言ではない。



JH「ん、ジェミナ、キスは?」

JM「んっ…ぁ、ヒョン、」

JH「…ん?」

JM「いつもの……激しいのがいい、」

JH「ふふ、どこでそんなの覚えてきたの?」



まだ下手くそなジェミンのキスはどうしてか中毒性がある。

薄い舌が必死に俺の舌を捕まえては辿々しく絡ませて、俺の真似をして幾分か肉厚な俺の舌を甘噛みした。

可愛い、と目元を綻ばせていれば、唇を離したジェミンが蕩けた表情で俺の顔を覗き込んでは可愛らしくそう言ったのだ。

いつもはキスを強請ることさえ恥ずかしがっているのに。

珍しいこともあるものだ、と薄く開いた唇を塞いでやった。

ジェミンが歯列をなぞられることが好きだということに気付いたのは確か前回だったか、その前だったか。

くしゃり、と俺の髪を掻き混ぜながら舌の動きに着いてこようと必死に顔を傾けている。

そんな初々しいジェミンのキスがどうにも愛おしい。



JM「んぅ…ぁ、ん、ぅぁ、」

JH「ふふ、可愛いねジェミナ、」

JM「……どうせ下手くそだって思ってるんでしょ、」

JH「そこが可愛いんだよ」

JM「………俺だって練習したらジェヒョニヒョンみたいに上手になれるよ」

JH「ふふ、練習相手は俺だけにしてね」



どこに照れる要素があったのかはよく分からないけれど、俺の言葉に顔を真っ赤にしたジェミンが、ぎゅう、と俺の身体に抱き着いた。

そんなジェミンを受け止めながら、他の男と口付けを交わすジェミンを想像しては荒々しく掻き消す。

ジェミンのキス顔を知るのは俺だけで十分だ。



JM「ぁっ、!ゃ、あ…ひょん、っなんで、かむの、?」

JH「ジェミナのことが好きだから」

JM「んっぁ…ぁぁ、だめ、ひょん…っへん、な…かんじっ…んあ、」

JH「気持ちいいんでしょ?」

JM「ぁあ、!やだ…っあ、だめ、あ…っや!、」



ぎち、と尖る乳頭を歯で挟めば、びくびくと腰を震わせたジェミンが慌てて俺の肩を押しやる。

その力に負けじと背を抱く腕に力を込め、噛んだ状態のソコに舌を伸ばして舐め回すと、上半身を反らせながら大きく喘いだ。

初めての感覚に戸惑いながらも、その刺激を快感として捉えた脳はジェミンの身体をどんどん駄目にしていく。

それもこれも当初は感じてもくれなかったジェミンの胸を根気強く愛撫し続けた俺の、努力の賜物だ。

もう片方の乳頭も空いた手で摘み、くにくにと捏ねくり回す。

耐えきれないジェミンが足をがくがくと震わせて身悶えた。



JM「んんぅ…ぁ、!…っ、あ、ぅ、」

JH「下、触ろうか」



言えば、気恥しそうに俺から視線を外した後で上半身を後ろへと反らせた。

晒された互いの陰茎は大きく膨れていて、今にも欲を吐き出そうと先走りが溢れ出している。

触れて欲しそうに小さく震える、俺のモノより幾分か小さいジェミンの陰茎を掴むと快感に、ひくん、と揺れて、腰が引いていく。

またとぷりと零れ落ちた先走りを拭ってカリ首を擽った。



JM「はっ…ぁ、あ、んぁ…」

JH「ジェミナはどこが好きかな」

JM「ぁっ!やぁ…んっ、ひょ、んぅ…っああ、」

JH「……ここがいいんだ?」



裏筋を少しだけ強めに擦ると、一際大きく腰をびくつかせたジェミンが縋るように抱き着いてくる。

いやいや、と首を振って肩口に頭を擦り付けるけれど、ジェミンの腰はと言うと俺の手に擦り付けるようにして卑しく揺らめいていた。

毎度の事ながら、これを無意識にやってしまうのも、それを自覚していないというのも、俺の興奮を煽るには十分だった。



JH「可愛い、」

JM「やっ…じぇひょにひょん、っぁ、ああ、」

JH「ん?もっと強くって?」

JM「んやっ…ちが、………っあ!〜〜っ、!やぁ、っう…」



手を筒型に丸めて勢いよく上下に扱けば、喉を仰け反らせる。

浮き出た喉仏へと噛み付くと、今度はぐっ、と背を丸めて身を捩った。

俺よりも少しだけ褐色味のあるきめ細やかな肌を撫でると、ぞわり、と粟立つ。

止まぬ快感に追い込まれたジェミンはもう限界が近いらしい。

綺麗に割れた腹筋が軽く波打っていて、嬌声も徐々に甲高くなっていく。



JM「っひ、!ゃ…あ、ぁ、ひょん…っ、ああ」

JH「もうイきそう?」

JM「ん゙んっ…っあ、やあ、!い、く…っあぁ、いく、〜〜〜っ!」



がくん、とジェミンの腰が揺れた。

余韻に膝が震えているのが、触れている腰骨から伝わってくる。

ジェミンの陰茎を握る俺の左手を吐き出した白濁が伝った。



JH「ん、上手」

JM「っぁ…、ひょん…はー、ぅ…」



ジェミンの身体を優しくベッドに押し倒して、空いた右腕で頭を撫でてやる。

汗に湿った前髪を掻き分けて額にキスを落とすと、幸せそうに顔を綻ばせるジェミンと目が合った。

引き寄せられるように唇が重なり、十数分前より幾分か熱くなった互いの舌を絡ませ合う。

上顎を擦る度にジェミンの鼻から甘い吐息が抜けて、もどかしそうに膝を擦り合わせていた。



JM「ん…は、ぅん、む…っぁ、」

JH「足、開いて、」

JM「っん…ぁ、…………っ、」

JH「腰痛い?」

JM「んーん、痛くない、」



おずおずと開かれていく足の膝裏を掴み、自分の肩に引っ掛けるようにして持ち上げると、不意に歪められたジェミンの表情。

荒くしすぎたか、とその顔を覗き込むけれど、ジェミンは優しく笑って俺の頭を撫でたので、安堵の息を漏らして鼻頭へとキスをした。



JH「痛くなったら言って」

JM「……ん、」



用意していたローションを手に取って掌へと垂らす。

右手だけで遊ばせたそれが温くなったところで、ジェミンの後孔へと宛てがった。

入り口を擽ると、ひくりと動いたソコが次第に迎え入れるようにして収縮し始める。

元々、男の陰茎を受け入れるために造られていないソコを、「ジェヒョニヒョンがして」と開拓することを承諾してくれたのはジェミンの方からだった。

それを俺が傷付けるわけにはいかない。

ジェミンがその端正な顔に、小さく笑みを浮かべる。

首裏にそっと手を回されたのを合図に、つぷり、と中指を挿入させた。



JM「っん…、」

JH「……キツくない?」

JM「ん、大丈夫……ぁ、きもちい、ひょん、っ」

JH「動かしても平気?」

JM「あっ…!…っゃ、あ、ぁん、ぅ、」



すんなりと埋まり込んだ中指をナカでくるりと動かせば、驚いたように肩を跳ねさせたジェミンが嬌声を上げた。

快感に身を委ねて目を瞑るジェミンの瞼へとキスを落とす。

少しずつ激しくなっていく指の動きにぴくぴくと身体を震わせるジェミンを尻目に、今度は薬指も一緒にナカへ含ませた。



JM「ぁぁー…っひ、っぁ、んっ…んく、ぁ、」

JH「苦しい?」

JM「……ちょっ、と…だけ、ぁ、」

JH「ん…、ここ触っていい?」

JM「ひぅ、!?っ…ぁあ、んっ…ゃ、ああ、」



最近になって漸く快感を得られる程に敏感になった前立腺。

初夜より幾分か膨れたソコは、ぷくりと存在感を放っていて、探すのに苦労したのも嘘のようだった。

びくん、と一際大きく腰を震わせたジェミンがしがみつくように腕の力を強める。

そのせいで近付いた互いの額がぴたりと重なり合って、ジェミンの熱い息が俺の前髪を揺らした。



JH「ふふ、可愛い」

JM「ゃん、っあ…ああ、ひっ、ぅ、」

JH「ん、大分解れた……もう一本ね、」

JM「ぁあ、!ゃあ…っあぅ、んん…っぁ…」



咥え込ませた三本の指で内壁を掻き回すと、がくがくと震えた腰がベッドから浮き上がる。

腰痛めるよ、と間に左手を掻い潜らせて撫でるけれど、快感に逃げ惑う腰はまた直ぐに反り返り、ジェミンは苦しそうに頭をシーツに擦り付けた。



JH「……挿れようか、あんまり長くするとジェミンが腰痛めちゃう」

JM「ん…、ぁ、っあ…」

JH「はい、枕敷いて」



せめてもの気休めに、とジェミンの腰下へ枕を置く。

もう一度ジェミンの足を抱え直しながらゴムを取り付けて、痛いくらいに張り詰めた自身を後孔へ擦り付けた。



JH「ジェミナ、いい?」

JM「ん、」



くぷり、と亀頭部分をナカへ含ませた。

苦しそうに呻くジェミンの頭を撫でて、呼吸に合わせてゆっくりと埋め込んでいく。

ごり、と前立腺を掠めれば、大きく喘いだジェミンが俺の肩を抱え込んだ。



JM「ぁ、っあ、あ…〜〜〜〜っ゙、」

JH「ん、入った、」

JM「っぅ、ああ、ん…っ、ぅ゙、」



漸く落ち着いたナカへの刺激に、ゆっくりと息を吐き出す。

涙に瞳を潤ませたジェミンが甘えたように擦り寄ってきた。

必死に呼吸を整えようとしているジェミンを待つ間に、首元にある踵や踝へとキスを落とす。

ぴくぴくと震える内腿を撫でて、腰を摩った。



JM「…んっ、はぁ、ぅ…ひょん、ぁ、」

JH「落ち着いた?」

JM「ん…」

JH「力抜いて…動くよ?」



ジェミンの両足を抱えてゆっくりと腰を動かし始める。

ローションの音だったり、肌のぶつかり合う音が控えめに響いた。

陰茎を引き抜こうと腰を引く度に、ぎゅう、とナカを締め付けては腰を震わせる。



JM「ん゙っぁ…っふ、ぁあ、ひょん…っあ、」

JH「緩めて、っ、動けない…」

JM「やっ…ああ、んっふ、ぁ…っぃ゙…」

JH「…っん、ジェミナ、どうした」

JM「んゃっ…ぁ、ひょん、ん゙ぅ…きす、して…」



ぎち、と苦しそうに喘いだジェミンが俺の陰茎を締め付けた。

いつもとは違う締め付けに思わず動きを止めるけれど、ジェミンは首を振ってキスをせがむ。

肩に引っ掛けていたジェミンの両足を下ろして、優しく覆い被さった。

小さく開いた口に舌を滑り込ませると、途端にまた甘くなった嬌声。

さっきまでの締め付けが嘘だったかのように、内壁がふわふわと柔らかくなった。



JH「ん…っ、ジェミナ、」

JM「んぅ、ぁ…ひょんっ、ぁ…もっと、」

JH「何、どうしたの」

JM「んぁ、ぁぁ、っぅ…っく、ぁ、うごいて、」




言われた通り、先程よりも少しだけ大胆に腰を打ち付ける。

びくびくと跳ねる足が俺の背へと絡まって、両手両足でこれでもかと言う程に抱き締められた。

高まっていく射精感に、更に自身が大きく膨らむ。

またしてもぎちぎちと陰茎を締め上げるジェミンのナカに血が止まってしまいそうだ。



JH「ん、もうすぐ、」

JM「ぁ゙…っあ、ああ…!ゃああ、…っあ、いく、っぅ…いぐ、ああっ、」

JH「俺も…っ、」

JM「は……ぁ、あああ゙っ…あああ……〜〜〜〜〜っ、!、!!」



どぷり、と膜越しに吐き出したところで、引き付けを起こしたように動かなくなったジェミンの腰。

額に脂汗を滲ませて、苦しそうにボロボロと涙を零しているジェミンを見た。

顔色悪く俺を見上げたジェミンは、驚きに固まる俺の両手を取って指を絡ませる。



JH「待って、ジェミナ、もしかして腰痛かったの?」

JM「ぅ…っ、や、ちがっ…、」

JH「そんなに泣いてて違うの?顔色悪いけど、」

JM「ゃ、ちがう、!…ひょん、まだっ…まだする、でしょ、っ?」



言って、自ら腰を揺らし始めたジェミンは、痛みを堪えようと唇を噛み締めている。

挿れた時に感じた違和感はこれだったらしい。

何に焦っているのかは分からないけれど、えぐえぐと泣きながら俺に縋るジェミンを思い切り抱き上げて膝に座らせた。

その際に、ぅ゙っ、と腰の痛みにジェミンが顔を歪めたので、やはり痛みを我慢したままに行為に励んでいたらしい。



JH「ジェミナ、ヒョンとの約束は?」

JM「ぅ…や、だって、」

JH「どうして無理するの?辛いのはお前だよ」

JM「だって…、」

JH「なに、」

JM「ひょん…いつもっ、俺のこと、ばっかり…っ、」



言って、顔をくしゃりと歪めたジェミンが抱き着いてくる。

俺がいつもジェミンの身体を優先するせいで、俺が満足できていないんじゃないか。俺がジェミンとの行為に満足できなくて捨てられてしまうんじゃないか。

そんな不安を途切れ途切れに零しては、また涙を流す。

そんなことがあるわけないのに。

普段からポジティブマインドで生きているくせに、どうしてこんな所で不安を爆発させてしまうのか。

どうにも理解ができなかった。いや、そこがジェミンらしい、と言われてしまえばそうなのだろうけれど。

嗚咽混じりに泣きながら「ごめんなさい」と謝られるので、まるで自分がジェミンを傷付けたみたいで少しだけいたたまれない気持ちになった。

いや、あながち間違ってはいないが。



JH「当たり前でしょ。俺はジェミナのことが一番大事だよ」

JM「ごめんなさい…っ、」

JH「急に泣き始めるから心臓止まりそうになった、」

JM「ぅん、」

JH「もう二度とこんなことしないで、」

JM「ん…、」



もう一度、小さく「ごめんなさい」と呟いたジェミンの頭を撫でる。

気付いてあげられなかったのは俺の方なのに。

けれど、ここで俺が謝ってしまえばまたジェミンが泣き出してしまうことは分かっているのでやめておいた。

何にせよ、ジェミンが俺の事をこれ程に愛してくれている、ということが分かったので結果オーライといこう。



JH「ジェミナがまた腰痛めたらセックスできなくなるよ」

JM「……やだ、」

JH「ふはは、でしょ?ね、ジェミナ、ヒョンと約束できる?」

JM「ん、」



またひとつ、ジェミンとの心の距離が縮まった日。
またひとつ、ジェヒョニヒョンの愛に気付いた日。







_________________________

書き溜めておいた小話集一つ目です。

私生活に追われていて四日後くらいにしか更新ができなさそうだということに気が付いたので、遂に予備軍たちが稼働し始めました。

文才が乏しい故に書き終えるまでが長いんです(汗)いつも待たせてしまって申し訳ありません。

考えてみると消化したリクエストってまだ四つなんですよね、、、



今回のお話はジェジェズなのですが、ジェジェズってやっぱり素敵だな、と書いていて(大分前)思いました。

あの二人って波長が合うんでしょうか。お互い気疲れなく接している感じがして、見ていて凄く心地がいいです(笑)

ジェジェズの恋愛って絶対に甘々なんですよね(妄想)

深く干渉し合わず、適度な触れ合いだけで生きてそう。

私自身そんな恋愛の方が好きなので理想なんです、妄想ですけど。

どちらかと言うとジェミンの方が愛(と憧れ)が強めで、ジェヒョンはそれを優しく受け入れてあげるタイプ。

でも、ジェヒョンもジェミンのことを凄く気遣っていて、思いやり深いカップルなんだろうな、、、



ジェミン受けは圧倒的にジェジェズとナ兄弟が好きな私です(笑)理解してくださる方いないかな?(笑)

ノミンも大好きであることには変わりないんですけどね。



私の中で、怒らせてはいけないトップ3に入るジェヒョンさん。

個人的な一位はユウタです。あの人は怖いよ、絶対。



バレンタインのリクエストも沢山ありがとうございました!

リクエスト内容をしっかり把握したコメントに関しては返信していませんが、しっかりメモっています!

皆さんSっ気がお強いです、、、(そうゆうの大好き)

ゆっくり消化していきますので待っていてください!

五話くらいはバレンタインストーリーとして書ければいいな、と考えているところです、、



これからもダラダラ更新を気長に待って頂ければ幸いです。


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