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第4話

テストのはじまり
目の前に現れた、学校らしからぬ部屋。明らかに今までと違う、特異な雰囲気が漂っていた。
ナイン
ほ、ほら、私が言った通りじゃない。
レイ
その割りには戸惑いの色を隠せてないけどな。入るか?
ナイン
ええ。でも、私の前にあなたが入って?こういうのは男が勇気を示す場面でしょう。
レイ
『レディーファースト』という考え方もあるが…。そんなことを言っていても状況は変わらないか。
その部屋に1歩入ると床が爆発する仕掛けがないことを信じ、俺は脚を踏み入れる。
幸い、そんなひねくれた仕掛けはなく、一安心して歩を進める。
俺の後に続いて、ナインも中に入る。
その時、
バタンッ!
ナインの後ろで、ひとりでに扉が閉まった。
ナイン
ちょっ、なんなのこれっ、開かないんだけど!
レイ
本当か?頑張れば開かないのか?
ナイン
嘘だと思うならあなたがやってみてよ!
俺は半信半疑で扉に向かう。
ガチャ、ガチャガチャ、
レイ
あれっ…おかしいな…。
???
あー、誰がどうやっても、開きませんよ?
突然部屋の中に響いた、聞き覚えのない声。その発音体は、部屋の中央にあるタブレット端末だった。
その声は、言葉を続ける。
???
今、あなた達が入ってきたドアには、僕がこちらで鍵をかけました。
???
もう、あなた達はそこからは出られません。
???
その代わり、反対側のドア、見えますか?
俺は部屋の反対側に目を向ける。そこには確かに、もう1つのドアがあった。
???
扉は確認できましたね、レイさん。あなたとナインさんは、そこからしか
脱出できません。
???
しかし、その扉にもまた、鍵をかけてあります。
???
今からお2人には、その鍵をこの部屋から見つけ出していただきます。
お2人なら、きっとできるはず…
レイ
ちょっと待て。なぜ、俺たちの名前を知っている?
レイ
――その口ぶりだと、俺の体のことも、知っていそうな感じだが。
声の主は確かに、俺とナインの名前を呼んだ。
名乗ったことなど、無かったはずなのに。
???
[俺の体のことも]って、ずいぶん誤解を招きそうな言い回しですが…。
???
その質問には、答えかねますねぇ。
レイ
なぜだ。
???
僕がこの放送をしているのは、あなた達をテストするためです。
???
そこで生じた僕への疑問、質問は、それを含めての"テスト"ということで。
???
問題〈ミッション〉は、抜かりなく準備しましたからね。
ナイン
質問は、何も受け付けないって、事ね。
???
そうです。やっと声を聞かせてくれましたね、ナインさん。
声の主が、そのマイクの奥で微笑んだのが分かった。
???
それじゃあ、始めますよ。

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猫好きみっきーまうす
猫好きみっきーまうす
どうも。猫好きのみっきーまうす、略して猫好きみっきーまうすです。(全然略してない…) 小説とポエムをゆるゆる書いてます。楽しいですぜ皆さん。 有名人などを使った小説は書きません。って言うか書きたくないです。 いいねやお気に入りなど1つでもしてくれた人には、「(*ฅ´˘ `ฅ*)わぁー小説読んでくれたんだぁ…ありがとー!」ってなってフォローしに飛んでいきます。重いとか思わないで! ちなみに、カバー画像はGUMIちゃん、アイコンは初音ミク、日記の表紙はリンちゃんですw 名前長いから気軽に猫って呼んでね! リア友↓ 陽炎 **海月** 海(あおい)@坂田家 瑠衣☆*゜ からすまる 青春 専用タグ #猫ねずみ こんな感じでどうぞよろしゅう( • ω•́ )✧
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