第65話

#64
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2018/11/26 10:15
小瀧「ありがとう。でもごめんな、君とは付き合われへん」





 「そう...ですか..」





相手の女の子の顔がみるみる悲しそうになっていった。




そりゃそうだよね…気持ちは私もわかる。






でもそんな女の子に望は、自分の気持ちを話始めた。







小瀧「俺な、好きな人がおんねん。でもその人にとって俺はただの友達。片想いやねんw」










話してるときの望の顔は笑ってた。





でも目の奥はどこか切なそうで寂しそうだった。






小瀧「この事誰にもいったらあかんで?w」




冗談めかしにふざけた雰囲気でそういう望。




女の子も頷き、教室をでていった。






望にも好きな人がいる。




新しく知れたことだから嬉しい反面、悲しさもある。





望がもしその人と付き合い始めたら、私は望と一緒に居られなくなる。





小瀧「あなた?」





女の子の去った教室に居た望が、教室の後ろの扉のところにいた私に気づいた。





名前を呼ばれて私も気づいた。




しまった…隠れないといけなかった…








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