第32話

#31
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2018/07/19 11:47
案の定神ちゃんとうまく接することができず沈黙が続いた。


神山「体調悪い?大丈夫??」



あなた「ううんッ!…大丈夫!!」


自分の中ではうまく誤魔化しているつもり。
でも、たぶん神ちゃんには不自然に見えてるんだろうな。


そんな微妙な空気をかき消すように明るい声が入ってきた。


小瀧「神ちゃぁぁぁん!!」



神山「うわぁッ」


後ろから走ってきた望が神ちゃんの背中に飛び付いた。


神山「望おりいや~」



小瀧「いやや~w」


学校の女子たちの前でも、私の前でもない。
神ちゃんにしか見せない子供っぽい望。


朝から神ちゃん大変だな…w


前は望せいで神ちゃんと話せなくて嫌だった。
でも今回はそんな望に助けられたな。




私は神ちゃんと別れたあと、望に"ありがとう"と伝えた。


小瀧「はぁ?wなんでお礼言われなあかんのww」



あなた「神ちゃんのこと。分かってて来てくれたんでしょ」



小瀧「ただ俺が神ちゃんと話したかっただけやしw勘違いすんな」


その言葉と同時に親指と人差し指でおでこを軽く弾かれた。


あなた「いったぁ!」



小瀧「あはは、ww」


神ちゃんと話したかっただけなんてたぶん嘘。

照れ隠しかな??ww

でも望の優しさにはちゃんと気づいたよ。





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