授業が終わって、帰りの用意をしていたら神ちゃんから連絡がきた。
今日一緒に帰れないって。
申し訳なさそうな絵文字もついてる。
神ちゃんと帰れないのは悲しいけど、小瀧に言われたからちょうどよかったかな、と少し思ってしまう。
神ちゃんとのやり取りが終わり、小瀧と約束していた下駄箱へ向かった。
あなた「あ、」
下駄箱につくと、そこにはもう小瀧が待っていた。
小瀧「きた」
あなた「行くなら行こ」
小瀧「ん」
皆部活だからかな。いつも小瀧の周りにいる女の子たちがいない。
私的にはその方がありがたい。
あなた「何奢ってくれるの?」
小瀧「何でもええよ」
あなた「んじゃ、パフェ」
小瀧「わかった」
私達はそのまま近くのカフェに立ち寄ることにした。
あなた「何がいいかな~」
小瀧「皆これ食べてへん?」
あなた「ん?」
小瀧に言われて周りを見てみると、いちご盛りだくさん!!みたいなパフェを食べてる人が多かった。
あなた「あ~ならこれにする。小瀧は?」
小瀧「俺もこれにするわ」
あなた「わかった。すみませーん」
店員さんを呼び、二人分のパフェを頼んだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。