??「あなたおはよ」
あなた「神ちゃんおはよ!」
神山「あなたは朝から元気やなw」
あなた「でしょ~w」
玄関の扉を開けると神ちゃんがいた。
神ちゃんは私の幼馴染みで、小さい頃からよく一緒に遊んでた。
今は毎朝こうやって私のことを迎えに来てくれる。
兄弟のいない私にとって、神ちゃんはお兄ちゃんみたいな存在なんだ。
それと__
私の好きな人でもあるの…///
神ちゃんはその事知らないけどね?
好きな人と毎朝登校できるなんて幸せだなっていつも思う。
神山「あ、あなた髪の毛寝癖ついとるよ」
あなた「え⁉嘘⁉//」
朝寝癖直してきたのに…
神ちゃんに寝癖のこと言われるとか恥ずかしすぎる///
神山「ここやってw」
私が一人であたふたと寝癖を直そうとしていると、神ちゃんが直してくれた。
直してくれてるとき……近すぎてドキドキした…////
あなた「は、早くいかないと遅刻するよ!//」
神山「え?あなた⁉」
私は走った。
自分でわかったから。
自分の顔がすごく赤いことを。
そんな顔を神ちゃん見られるのは寝癖のことを言われるよりももっと恥ずかしい。
後ろから神ちゃんが私の名前を叫んだのは聞こえてたけど、とてもじゃないけど今の顔じゃ振り向けない。
お願い…!//早くドキドキおさまって!!///
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!