小瀧「...あなた」
あなた「え、?」
小瀧「俺の好きな人はあなたやで」
あなた「本当に言ってるの…?」
小瀧「こんなときに嘘なんてつかへんよw」
あなた「それもそうか...」
まさか望がそんな風に私のことを思ってくれてたなんて思わなかった。
だってはじめの頃は言い合いばっかだったし、そんな素振りだって見たことない。
それでも私の心は高鳴った。
小瀧「...付き合ってください。」
望は今まで見たこともないくらい真っ直ぐな目で私を見た。
照れくさいのに望から目が離せなくって、まるで望に吸い込まれていくよう。
小瀧「..あなた?」
目尻を下げて不安そうに聞いてくる望。
...もぉ。そんな顔しないでよ///
返事は決まってる。
あなた「...ばかっ、いいに決まってるじゃん///」
小瀧「っ///」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。