神山「お、起きた?」
目を覚まして下へ降りていくと神ちゃんが何かを作っていた。
あなた「うん…。神ちゃん…学校は…?」
神山「休んだ。あなたのことほかっとけへんもんw」
あなた「ありがと…ごめんね…」
神山「謝るの禁止!立っとるの辛ない?座っとき」
あなた「うん…」
どんだけ優しいの…
私のせいで学校休んでるのに気遣ってくれる。
あなた「ねぇ神ちゃん…?」
神山「ぅん?どーした?」
あなた「神ちゃんは何でそんなに私に優しくしてくれるの?」
神山「なんでやろな~wあなたのこと好きやから?w」
あなた「何それw//」
神ちゃんの"好き"という言葉に深い意味がないことはわかっている。
でも変に意識してる自分がいる。
意識するとか…バカみたい……
辛いだけなのに……
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神山side
あなたにむけて言った"好き"の言葉。
たぶんあなたはそんなに深くとってないと思うけど、俺にとっては告白に近いもの。
小さい頃から一緒に遊んでいたあなた。
初めは妹と遊んでる、みたいな感覚やった。
でも気がついたらあなたのことを"妹"じゃなくて"一人の女の子"としてみててん。
あなたは鈍感やから気づいてへんと思うけどw
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!