第5話

推しとの関係
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2021/04/04 04:52
薫
ただいまぁーって誰も居ないか。
薫
んー。部屋の作りとか家具の配置は前世で住んでた部屋とそんなに変わんないな。
薫
とりま、風呂入るか。
数十分後
薫
はぁー、サッパリした。置いてあるシャンプーとかもワイが前世で使ってたヤツと同じだった。ボディソとかも。
薫
さて、部屋に戻って明日の支度でもするか。
薫
うーんなになに〜?あ、昼間は前と同じOLなんだ。会社の場所はーっと、おお、前世と同じだ。オフィスの席も一緒か。なるほど。
薫
おし、明日着る服用意しよ。
薫
上着はこれで、下はっと、左馬刻に貰ったズボン履いてくんだった。えーっと、あったあった、これだ。
薫
ん?あれ?なんで1度も見たことないはずなのにこれってわかったんだろ?
薫
んー。なんかなー違和感がなー。まぁ転生してきたんだから違和感あるのはふつーか。
薫
でも、転生なのになんで前と同じ年齢でスタートしたんだろ。普通、生まれ変わったらゼロ歳からはじまるんじゃないの?
薫
んー。まぁいっか。
薫
もう寝よ。
翌日
薫
おはようございまーす。
同僚の男
同僚の男
お、月見里おはよ!
薫
おはよー
同僚の女
同僚の女
薫ちゃんおはよ!
薫
おはよ
薫
課長おはようございます。
課長
課長
あぁ、月見里君おはよう。
薫
☆よし、仕事すっか。
数時間後
薫
☆やっと昼休みだ〜
同僚の男
同僚の男
あ、おい、月見里
同僚の女
同僚の女
私たちと3人でご飯行かない?
薫
あ、ごめん。今日弁当なんだ。
同僚の男
同僚の男
そっか
同僚の女
同僚の女
それじゃまた今度いこうね。
薫
うん。わざわざ誘ってくれたのにごめん。また今度な。
休憩室にて
薫
☆はぁー、こりゃかなり精神的にくるな。
薫
☆ん?LINE?誰からだろ。
薫
( *'ω')ファッ!?
女性社員
女性社員
ちょっとうるさいわよ!
薫
す、すみません。
薫
☆は?は?なんで推しから?LINE?え?この世界のワイ推しとどんな関係なんだよ!
薫
☆えーっと、今日も店行くからちゃんとあのパンツ履いてこいよ。か。ちゃんと履いてるよっと。送信。写真添付。
薫
☆あ、もう昼休み終わる。
さらに数時間後
薫
はぁー、仕事終わったー。
薫
店に向かうか。
さらに数分後
薫
ただいまぁー
奏海
奏海
おかえりなさい!
薫
ん。
奏海
奏海
今日はお客さん多いから大変になるわよー!
薫
わかった。すぐカウンター入るね。
2時間後
カランカラン、扉がひらく。
奏海
奏海
あら、左馬刻くんいらっしゃい!
左馬刻
左馬刻
おう
薫
いらっしゃい。
左馬刻
左馬刻
おう。お、
薫
ん?どうかした?
左馬刻
左馬刻
いや、なんでもねぇ。
薫
ふーん?
左馬刻
左馬刻
それ、似合ってんじゃねぇか。(超小声)
薫
んー?なんてー?声ちっさくて聞こえないんだがー?
左馬刻
左馬刻
だぁーっ!似合うっつったんだよ!これでいいか!
薫
あーそう。そりゃどーも。
左馬刻
左馬刻
〜〜〜っ///
顔を真っ赤にしてコチラを睨んでいる。
薫
☆ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙可愛いぃぃぃぃぃぃぃ!!好き。はぁー好き。こんな可愛いヤクザおる?可愛いすぎん?つかワイ推しとどんな関係なんや。ちょスマホ。
薫
☆んー。左馬刻は店の常連で、会うのはこの店でのみ。うーん外ではあんま会わないのか。でも、店で話す程度の仲なのにスボン破ったからって新しいのくれるか?普通。
奏海
奏海
薫ちゃん。あっちのテーブル片付けお願い。
薫
わかった。
数時間後
奏海
奏海
さぁ今日はもうお店閉めちゃおうかな。
左馬刻
左馬刻
もう閉めんのかよ。
奏海
奏海
今日はアタシこの後ちょっと用事があるのよ。
薫
そうなんだ。
奏海
奏海
そうそう。それじゃお店閉めるからあんたも片付け手伝って。
左馬刻
左馬刻
あぁ?俺様も手伝うのかよ?
奏海
奏海
テーブル席の椅子全部上にあげてちょうだい。
左馬刻
左馬刻
おう
数分後
奏海
奏海
それじゃまたねー。
薫
ん。また。
左馬刻
左馬刻
じゃあな
店を出る
左馬刻
左馬刻
じゃあ。気ーつけて帰れよ。
薫
気をつけるもなにも家この上なんだが。
左馬刻
左馬刻
すぐそこだからって油断は禁物だぞ。じゃあな。
薫
ん。
左馬刻の言う通りだった。
近くだからと油断しては行けなかった。

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