第106話

r.a. (2)
5,080
2020/06/04 11:12
あなた「亮ちゃん、飲んだ」


「ん、じゃあベッドで寝てな?もう少しで終わるから」


あなた「うん、ごめんね、忙しいのに…」


「大丈夫、俺の方こそこっち優先しちゃってごめんね?」


あなた「ううん、大丈夫!」



彼女はそばにあるベッドで横になった



俺も勉強を再開した



あなた「ねぇ、亮ちゃん?」


「んー?どうしたの?」


あなた「なんか…身体が熱いの…」




と言って羽織っていた薄手のカーディガンを脱いだ彼女



あなた「亮ちゃん…熱いよ…」


「どうしたの?って…え?」



やっと彼女の方を向いたら彼女の表情に異変を感じた



「あなた!薬って!どれ飲んだ!?」


あなた「へぇ?亮ちゃんがこれって言ったやつだよぉ?」



と言いながらテーブルを指差す彼女



テーブルに置いてあったのは頭痛薬ではなかった



「あなた、これ飲んだの…?」


あなた「そぉだよぉ?」



時間が経つにつれて彼女の表情がトロッとしていく



段々、俺の理性も保つのが限界に近づいてきている

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