「ごちそうさまぁ〜!美味しかった〜!」
涼太「それはよかった」
と彼が微笑む
涼太「洗い物済ませるから先お風呂入ってきな?」
「えぇ〜涼太にばっかりやらせて悪いよ〜」
涼太「お姫様なんだから、いいの」
「…は〜い」
私は彼に言われた通りお風呂に入った
今日は新しく買ったルームウェア
ネグリジェ…になるのかな?
「お先〜!」
涼太「はぁい、俺も入ってくるね?」
「うん、待ってる!」
涼太「寝ちゃダメだからね?」
「わかってるよぅ…」
彼がお風呂に入っている間、ソファで横になる
「はぁ…寝そう…」
うとうとしてたらガチャっとドアが開く音が聞こえた
涼太「あー、寝てる」
「りょ〜た〜」
私は眠い目を擦る
涼太「寝るならベッドでっていっつも言ってるじゃん」
「いっつも涼太が連れてってくれるもん」
涼太「しょうがないなぁ」
彼は私をお姫様抱っこする
涼太「かわいいお姫様だね」
と言ってキスをする
「涼太もかっこいい王子様だよ」
「あれ、王様?あれれ?」
涼太「どっちでもいいよ笑笑」
そして彼は私をベッドに下ろす
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。