後日、私はこの前彼と一緒に歩いた道を1人で歩いていた
すると後ろから
男「あれ?また会ったね?」
と声をかけられる
声で誰か判断できたため私は無視をして先を急ぐ
男「おーいあなたー聞こえてないのー?」
男「無視すんなよおい!」
と後ろから私の腕は掴まれる
「痛いっ!」
男「お前が無視するからだろ!?」
「ちょっと離してよ!」
男「お前さ、ほんと可愛くなったよな…」
「はぁ!?何急に」
男「なぁ、俺んとこに戻ってこねぇ?」
「嫌よ」
男「なんだよ素直じゃねぇな…」
と言うと彼の顔が私に近づいてくる
逃げようとしても私の頭は掴まれていて動かせない
「ちょっ…」
照「おいてめぇ、何してんだ」
「ひーくん…」
男「くそっ、人の女取りやがって」
照「何言ってんだ?俺らが知り合ったのお前と別れた後だぞ?」
男「ちっ」
立ち去ろうとする彼の腕を掴む彼
照「なぁ、2度とあなたに近づくんじゃねぇぞ」
照「次近づいたら容赦しねぇからな?」
男「はっ、いいよあんな女、こっちから願い下げだわ!」
と捨て台詞を吐いて去っていった
照「あなた、大丈夫か?」
「うん、大丈夫…ごめんね」
照「帰ろうか…歩ける?」
「うん」
私たちは家に帰った
それまで優しかった彼の態度が急変する
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。