(可哀想にこんなにも小さいのに酷い扱いを…)
(どう接すればいいのだろうか)
グスッ
ヨシヨシ
ごめんね…
…グスッなんでお兄ちゃんが謝るの……
えっと、その
なんとなく…
そっかぁ
腹は減っているか?
グッタリ
グッタリ
んーとさとみ達お腹減ってるみたいだね
だね
減ってます!
はい
そういうと槇寿郎はニコッと笑って
「じゃあ早めに帰ろうか。」
と言っていた。私達はそんなに優しく接しられたことがなく、少し嬉しくなっていた。
はい!
はい
私達が元気よく返事をすると槇寿郎はもっと笑って
俺の家にはな、2人と同じぐらいの息子がいるんだ
何歳だ?
7才です
4才!!
そうか…えっと確か君たちの名前は伊黒 小芭内とあなただったね?
私達がコクコク頷くと槇寿郎は『そうか』
『じゃあ私の息子より小芭内は1才年上だな』
と言い笑っていた
そして槇寿郎の屋敷につくとすぐにお風呂へ入れてくれた。
父上!この方は?
あぁ紹介が遅れてしまったな
任務先で会ったんだ伊黒小芭内と伊黒あなただ
小芭内、あなたこいつが私の息子の杏寿郎だ仲良くしてやってくれるか?
よろしくお願いしますペコ
あっペコ
ペコ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。