第13話

chapter 13
3,760
2020/07/08 17:55
NOside



脅威の抜けた会議室は、孤独に包まれていた。




「……はァ……」



1つの大きな溜息が木霊する。



「これでやっと無能はおらんくなったんやな。」




若干、その声は震えていた。






「……会議は終わりだ。各自自由にしてくれ。」





総統らしき者が一声。

会議終了の声をあげれば、各々は会議室から出ていった。


全員無表情で。



彼らにも


後悔という心が


あるのだろうか。






それに気づけるのは

もう少しだけ先。

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