第47話

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2023/03/12 13:35








ご飯も食べ終わり部屋に戻る途中









あなた「ねぇ、秀次」



三輪「ん?」



あなた「..........部屋行ってもいい?」



三輪「どうせ朝バタバタするんだから、制服取り行くぞ」








素直に、' いいよ ' って言えばいいのに。

確かに、ここ1週間ずっと任務してたから
あんまりゆっくり寝てないし
昼夜逆転しかけてたから、明日の朝
ちゃんと起きれるか不安だなぁ。

秀次の言う通りバタバタしそう










あなた「起きれるかな明日」



三輪「その為に一緒になるんだろう」



あなた「ちゃんと起こしてね?引き篭もり脱出初日から遅刻なんてしたくないから!」



三輪「俺が遅刻したことあるか?」



あなた「ないね、信用してます」












私の部屋に行って
自分の制服と鞄を持ち秀次の部屋に移動する










三輪「貸せ」



あなた「え....?」









そう言って秀次に制服と鞄を取られた




' 持ってやる ' とか言えばいいのに
' 貸せ ' の一言だなんて



ちゃんと言えるようになれば
友達ももっとできるだろうにね。







そして、秀次の部屋について
秀次は荷物を置いた










三輪「風呂入るなら入ってこい」



あなた「さっき秀次に会う前にお風呂入ったんだよ。だから大丈夫。秀次は?」



三輪「俺も入った」



あなた「なら寝よっか。明日起きれるかも不安だし」



三輪「そうだな」











私は部屋主じゃないし
流石に奥で寝るのは図々しいかな









三輪「お前奥に行け」



あなた「え、いやいいよ!秀次が奥行って」



三輪「寝ている最中にお前がベッドから落ちられる方が迷惑」



あなた「私そんな寝相悪い?!」



三輪「例えの話だ」



あなた「じゃ、遠慮なく...」











私はベッドの壁側に入り
秀次の方を向く










あなた「ずっと秀次に会いたかった」



三輪「俺もだ」



あなた「ずっと何も考えないように任務してたからこんな時間になるの久々かも」



三輪「お陰で俺らは休みになってたけどな」



あなた「ゆっくりできたでしょ?」



三輪「お前の心配で忙しかった」



あなた「それはごめん」



三輪「今後このような事はなしで頼む」



あなた「秀次こそ私を不安にさせないでね」



三輪「ああ、約束する」



あなた「秀次、会いにきてくれてありがとう。嫌いってずっと言ってた悠一を呼んできてくれてありがとう。君は大事な友達です」






私は秀次の手をギュッと握り
ゆっくり目を閉じた














三輪「ああ、俺もだ」

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