7月○日
涼くんが誕生日プレゼントをくれた!
テディベアと、ネックレス。
チャーリーっていう名前を涼くんがつけてくれたんだ。
もう本当に嬉しくて、涙が出るかと思った!
毎日この子を抱いて寝る!
7月○日
今日は、勉強を教えてもらってる時に、発作が起きた。
涼くんの前では初めてだった。
びっくりさせちゃったよね。
ごめんね。
7月○日
今日も涼くんは来てくれた。
良かった。
今日も楽しかった。
大袈裟かもしれないけど、涼くんと出会えて良かったな。
7月○日
今日も発作が起きた。
最近、増えて来ている気がする。
もう、私も長くない。
この前、梨々香さんが今度夏祭りがあると言っていた。
涼くんと行きたいな。
もう、この夏が最後かもしれない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。