第4話

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2018/07/24 04:20
ただいま、
ばぁちゃん
おかえり…あら、美穂ちゃんじゃない。どうしたの??

ばあちゃんは驚いたようにこちらを見た。
さっき下の売店で会ったんだ。
同じ高校で、クラスも同じだった。
美穂
そうなんです。制服を見て、もしかして…と思って!
ばぁちゃん
そう、良かったわねぇ。
そう言ってばぁちゃんは優しく微笑んだ。


僕は椅子を2つ出して腰をかける。


となりに美穂が座った。
はい、これ。
アイスとまんじゅう。早く食べないと溶けちゃうよ、
ばぁちゃん
ありがとう。これ2人で食べなさいな。
美穂
あ、私は大丈夫です!
アイス、私も買いましたから。

美穂は、袋の中からアイスキャンディーを出して僕たちに見せた。
じゃあ食べようか。
美穂
うん!
僕たちは、ゆっくり話しながら食べた。


口の中で溶けたアイスを飲み込み、体の内側から冷えていくのを感じた。

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