ガタッ
タタタタッ
小鳥遊未来side
私は、授業を抜け出して走った
白浜病院は、私もお世話になった病院だ
冬馬...ごめんね!
私たち、小さい頃会ったことあるよね…
私、気づかなかった。
私は、タクシーを拾った
108…108…108 あった!
コンコンコン
ドアを開けるとそこには、
ぐったりした冬馬がいた
むくっと起きて、目をキラキラと輝かせて、
こっちを向いた
そう言うと冬馬は、
私を屋上に連れてきた。
そこには、辺り一面花が植えられていた。
バラにコスモスにたんぽぽ...
綺麗な白いベンチの上に立った冬馬がいた
そう言うと冬馬は綺麗な花束を差し出した
冬馬の手に乗っているのは...
そう、婚約指輪だ
冬馬は、私の手を取り
指輪をはめた
私たちは、何も言わず
顔を近づけて、甘く深い誓いのキスをした
小鳥遊未来side
私たちは、永遠の愛をここで誓った。
私は、この日冬馬を一生守る事を決意した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。