第35話

不思議
270
2018/10/11 11:23
不思議なテレビ放送。


狐のお面をつけた2人が舞い歌っていた。
声は凄い透き通った男の人の声。
女の人は舞っていて、身体能力が高そう。


一番不思議だったのはその次。
金属バットで殴られた俺の腕の腫れが引き、
全く痛くなくなったのだ。


テレビは一切話さずに放送を終了。


俺達は何も出来ないので、そのまま就寝。


朝になり、俺は翔太達と野坂ダムに来た。
その理由は今日の命令にある。
09/04 00:00
To:GM
title:Return
※全国の中学生から29歳までが対象です
※24時間以内に従いなさい
※命令に背いた者には罰を与える

命令:水深10m以上に到達せよ
ダムには警察がいて、指示を出していた。


酸素ボンベと重りを渡すからそれで潜れ。


ただそれだけ。
朝早くに瑚子と悠も来て、チームの人達と
潜る準備をしていた。
美竹 友紀
気を付けてね。
鹿島 瑚子
はい!友紀さん!
警察官の美竹友紀みたけゆうきさん。美竹さんは神崎さん
の親友の龍田さんの義妹にあたるらしい。
美竹 友紀
真ちゃんは同じくらいの男の子
と来たよ。
三浦 友哉
明神か…
伊月 悠
ま、いいだろ!早く潜ろうぜ!
三浦 友哉
あ、ああ…
悠に急かされ、俺達はロープを下り、水の中
へ着水。
三浦 友哉
冷たっ!
鹿島 瑚子
まぁ、今日は寒いから…じゃ、
行きますかぁー
瑚子がゴーグルをつけ、水中に潜る。
俺も後に続いた。
初めて見る野坂ダムの水の中。
意外と深く、水は綺麗で底の方まで見える。
三浦 友哉
……。
ん…?何だあれ…?
ダムの底に見えたのは、村のようなもの。
何件も家がある。
そう言えば、このダムが造られるからって、
村が1つ沈んだんだっけ…
だが、何処か様子がおかしい。
沈んだ村に何人もの大人が出入りしていた。
ライトを持っていたり、水中カメラを持っていたり…
やがて、壁に書かれた10m地点まで潜ると、
俺達は水面に戻り、警察の人にロープで引き上げてもらった。
伊月 悠
あれ、何かあったのか?
鹿島 瑚子
さぁ?
何故か警察は慌てていた。
いろんなとこに電話をかけ、ノートパソコン
を触っている。
美竹さんは苦虫を噛み潰したような表情で、
誰かに電話をかけている。
美竹 友紀
翔馬?友紀だけど…。ちょっと
まずいことになった。ついに、
見つかった。一応、連絡はする
けど、早くかけといて。
源 翔太
あの…すいません、何かあったんですか?
俺達より先に命令を実行した翔太が不思議に
思ったのか美竹さんに聞いた。
美竹 友紀
まぁ、そうですね。君達も見た
かもしれないけど、野坂ダムに
はある村が沈んでいる。その村
で昔、事件が起きたのよ…