そう言い、白鷺拓海は出て行った。すぐに…
[3年生の皆さんは5分以内に体育館に集合
してください]
真が気になり、席を見るが既に姿は無かった
ー 体育館 ー
白鷺拓海の姿は無い。たが、全てのクラスが
体育館に入ったところで鍵がしまった。
[こんにちは〜!これからDEATH GAMEを
始めるよ!]
[ルールは簡単、16人になるまで殺し合いを
してもらう。体育館中央にあるのは武器さ、
好きなように使ってね。これは冗談じゃない
から生き残るためには人を殺すのがおすすめ
かな。では!制限時間は30分!それまでに
16人にならなかったら全員死亡だよ〜!]
そこで放送が終わった。
箱を見ると、大きめの箱に布が被っているの
が見えた。警戒心からか誰も手をつけない。
真が箱に近付くと布を取った。箱の中には、
拳銃やナイフが入っている。
箱を漁り、日本刀とナイフ、拳銃を2丁を
取ると真は箱から離れた。
一瞬で箱に全員が集中した。誰もが武器の
奪い取りに参加して、俺達も取りに行きたい
ところだけど…
響く悲鳴
悲鳴がした方を見ると、女子が倒れていて、
ナイフを持つ男子が立っている
すると、親友の伊月悠がこっちに来た
瑚子が指した先にいたのは学級委員の佐々木
誠司
誠司の顔は笑っていて人を何人も撃ち殺して
いた
そう言い、瑚子は少し寂しげに笑うと俺達
から離れて行った…
体育館の端にいる俺達はまだ目を付けられて
おらず、中央で殺し合いが繰り広げていたの
で、少しだけ考えることが出来るのがほんの
幸運だと俺はそのとき思った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。