第3話

変わり果て
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2018/09/22 07:36
すると、こちらに気付いた男子生徒が俺達の
方に拳銃を持って走ってきた
伊月 悠
うわっ、ヤバくね!?
三浦 友哉
逃げるぞ!!
俺達は逃げようとするが、後ろを向くと壁

あー…体育館の端にいたっけ……

振り返るともう目の前まで来ていて、持って
いた拳銃を俺に向かって構えていた
三浦 友哉
う、うわぁぁぁぁぁぁ!!!
伊月 悠
友哉!!
男子
死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!!
パアァァンッ!!!

鳴り響く銃声、倒れたのは…男子生徒
三浦 友哉
え…
男子生徒を見ると、眉間から血が流れ、壁に
拳銃の弾がめり込んでいた

撃ったと思われる方向を見ると、いたのは真
相変わらず、ニコニコとしている

体育館のギャラリーの手すりに座り、拳銃を
俺達の方向に向けていた
三浦 友哉
真…
夜霧 真
君ってさっき教室にいたよね?
三浦 友哉
ああ…
夜霧 真
情けないよ。
三浦 友哉
え…?
夜霧 真
あのね、僕はみんなのこと全く
知らないから違うかもしれない
けど、人は窮地に追い込まれた
時、人格が変わるの。逃げるか
大人しく死ぬかを選ぶのは君。
三浦 友哉
……。
夜霧 真
武器を持たないでここにいるの
は死にたいってことだよ?そこ
のお友達さんも。
伊月 悠
うっ…
三浦 友哉
…取れるわけねーだろ。あんな
中を行けるわけがない。
夜霧 真
死んだその男子生徒ので1つ。
そう言い、銃口で俺達の足元に転がっている
男子生徒を指す
夜霧 真
……まぁ、いいよ。あげる。
真は持っていた拳銃を投げ、俺達に渡した
三浦 友哉
何でお前、そんなことに…
夜霧 真
さぁ?分からない。もし、君が
知っていたとしても僕は覚えて
いない。けど…
三浦 友哉
けど何だよ。
夜霧 真
僕は ──
バババババババババッ!!!!!

体育館の中央からギャラリーに向かって銃が
何回も何十回も火を噴く

真は何か言いかけたがそのままギャラリーを
走り、身を隠したようだ
男子
外したか…
女子
上が開かない!!!何で!?
ステージの上から女子が降りてくる

どうやら、鍵を閉めていたようだ
伊月 悠
そういや、教室にあの子が来た
時に友哉驚いてたよな?知って
いたのか?
三浦 友哉
まぁな…俺に幼馴染がいたって
話はしたっけ?
伊月 悠
ああ…幼稚園の頃から一緒って
言ってた。
三浦 友哉
それがあの子だよ…
伊月 悠
え、死んだって…
三浦 友哉
俺もそう思ってた…けど、どう
見ても真なんだ…瑚子は知って
いるみたいだったからさ…
伊月 悠
へぇ…
三浦 友哉
俺達も生き残るため頑張ろう。
出来る限り人を殺さないように
して…
伊月 悠
分かった。
真剣な顔で悠はそう言った

そうして、俺達は固まると狙われやすいから
それぞれ分かれて行動することにした

200人以上いた3年が約25人程になった時…
白鷺 拓海
やぁ、あと少しだね。
嫌いなアイツがやって来た…

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