ゲーセンからの帰り
光を送って俺は家に帰った
家に帰ると母がメシを作っていた
龍輝は、手を洗って、手伝いに向かう
トントン
今日はカレーか。嬉しいな。
そう言われて俺は、取った景品が入った袋を見た。
そして、今初めて、むにまるが多いのに気づいたなんで、そんなにむにまるを取っていたんだろう。そんなことを考えていた
気づくのが遅れた。幸い深い傷には、ならなかった。
母は、俺の傷を手当てしながら言った
いつもなら、絶対にこうならない。今まで1度もなかった。なのに、勇波の事を考えていたら…
シャー チャポン
ザバァ
俺は、勢いよくご飯を食べ、ベッドに入った
俺は、ベッドの中で勇波の事を考えていた
なんで最近、こんなに勇波が気になるのか。
その疑問は次の日、光に言われた一言で納得してしまった。
それが良いことか悪いことかその時にはまだ分からなかった。
------------キリトリ--------------
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!