第26話

声☼teo side
742
2018/06/22 07:50
天気☼   の続きです

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木漏れ日の中を歩く 。
今日はじんたんの命日で、

お墓に行く途中、偶然この森を見つけて

はいってしまった 。
風がさーっと通り抜けて、

こんな場所あったんだ、と笑みをこぼす 。

じんたんと一緒に来たかったな 。
そんな儚い願いも、

俺の悲しみも、

全てを包み込んでくれるような森 。


ふと、目の前に見慣れた背中が

現れた気がした 。
テオくん
じんたん、、?
居るはずのない 君 の名前を呼ぶ 。
居るはずがないのに 。
じんたん
テオくんっ!
なんで声が聞こえるんだよ 。

愛しくて懐かしい声が 。

その大好きな声が、鼓膜を揺らす 。
涙が頬を伝う 。


もう一回、

その声で ただいま って帰ってきてよ 。

もう一回だけでいいから、

おかえり って俺を迎えてよ 。
いままで我慢していた願いが

溢れ出す 。
テオくん
もう一回だけでいいから、っ、
テオくん
俺の名前、呼んでよ、




『 テオくん、俺はここにいるよ 』



帰る場所があるということ / 悠木碧


歌詞めっちゃ改造しました 。

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