第17話

黒板☼teo side
801
2018/05/01 04:39
先生
日直ーー!黒板消してー!
あ、そういえば今日日直だったっけ、、、
もうひとりは、、
じんたん
て、寺島くん!黒板、消そ?
藤枝くんだ。

日直は出席番号順。

藤枝くんは俺の後ろだ。


前から藤枝くんが気になってて、

昨日の夜から一緒に日直するの

楽しみにしてた。
テオくん
おう!
俺は机から立って藤枝くんの隣に立つ。

こうして隣に立つと、

藤枝くんってすごいちっちゃい。
テオくん
かわいいなぁ、、、
あ、やべ、声に出ちゃった
じんたん
え?
テオくん
あっ、いや、なんでもないよ、!
じんたん
そっか!
黒板についた。
じんたん
じゃあ僕こっち消すね!
テオくん
じゃあ俺こっち消すわ!!
消そうとすると、


黒板消しが見当たらない。
テオくん
藤枝くん、
そっち黒板消しもう一個ある?
じんたん
んと、、、ない、けどどしたの?
テオくん
あ、俺の方黒板消し無くって、
じんたん
あ、じゃあ僕が消すよ!
テオくん
いや、悪いし、、
じんたん
いいの!
テオくん
でも、、、
じんたん
いいから!ね?
そんな可愛い顔して言われたら

頷くしか無いじゃん。
テオくん
わ、かった、
じんたん
えらいえらい!笑
藤枝くんは背伸びをして俺の頭を撫でた。
このひとは天然なんだろうか。

それとも確信犯なのか。

多分前者だ。
テオくん
でも藤枝くん
じんたん
ん?
テオくん
そんなにちっちゃくて上まで届くの?笑
じんたん
え、、と、届くしっ!!
じんたん
ほらっ!!
藤枝くんは俺の頭を撫でた時みたいに

背伸びをしていた。
テオくん
いや、めっちゃぷるぷるしてるやん笑
じんたん
し、してないっ、!
テオくん
無理しなくていいよ、俺が消すから
じんたん
ええ、でも、
なかなか俺に譲ってくれない藤枝くんが持っている

黒板消しをすっと取った。
じんたん
あ、
テオくん
ほら、俺余裕で届くし。な??
じんたん
ぅ、わかった、
でもっ、次の時間は僕が消すから!
テオくん
はいはい笑
これが俺達の最初の1ページ。
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こんにちは!!!

いやぁ、初々しいですね。

これ、今日あった実話なんですね。

初めて話したっていうのは設定なんですけどね、

その設定以外全部実話なんです。

それだけです←

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