第16話

寂しい
3,999
2021/03/30 04:54



   チクタク チクタク



   時計の針が動く音が聞こえる。
   もう、お風呂に入ったし夕御飯も食べた



   でも、まだ悟さんは帰ってこない。



   もうすぐ、22時になる。
   悟さんが帰ってくるまで起きてようと
   思ってるけど眠たくなってきた。



   《寂しい》
   その言葉が頭の中をグルグル駆け回る。



私 「そうだ。」



   寝室にある悟さんの部屋着を着れば
   悟さんに包まれた気持ちになるかな。



   思い立ったらすぐ行動に移した。
   寝室に行って悟さんの部屋着に着替える。



私 「フフッ、悟さんの匂いだ。」



   悟さんの甘い香りがする。
   ズボンも履こうと思ったけど、
   大きすぎて落ちてくるので止めた。



   代わりに、自分の部屋着のショーパンを
   履いてる。



   リビングに戻ってソファーに座る。



   悟さんにお帰りなさいって言いたいから
   頑張って起きてようと思ってる。



   けど、段々眠くなってきて瞼が閉じそうに
   なってる。



   時々香る、悟さんの甘いバニラの匂いに
   心地よさを感じ



   気づいたら、眠りについていた。
 

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