第25話

間接キス
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2021/04/01 20:48



   しばらくすると、クレープが手渡された



   早速一口食べてみると



私 「ん~~~。美味しい!」



   あまりの美味しさにビックリする



私 「悟さん! とっても美味しいですよ!」



五 「そうだね。」



   悟さんのクレープを食べる姿はとても絵に
   なるなぁ。


五 「あなた」



   思わずみとれていると、名前を呼ばれた



五 「クリームついてるよ。」



   そう言って、私の頬についてるであろう
   クリームを舐めた。



   ???舐めた???



私 「えっ!?」



私 「悟さん!?」



   とってくれたのはありがたいけど
   舐められるのはちょっと、、、



五 「甘いね。」



   にやにやしながらそう言う悟さんは
   とても意地悪だった。



五 「まぁ、減るもんじゃないし良いでしょ?」



   そう言う問題じゃなくて、



私 「私の気力が減ります。」



五 「え~~。」



五 「それは置いといて、僕のクレープ一口
   どうぞ。」



   なんか上手くかわされたような
   気がしたけど、



   クレープは食べたいから食べる。



私 「パクッ、モグモグ。」



五 「どう?」



私 「美味しい。」



   ちょっと甘すぎる気もするけど
   これはこれで美味しい。


五 「ねぇねぇ(n‘∀‘)η」



   悟さんがまたしてもニヤニヤした顔で
   私を呼んだ。



   嫌な予感がしたけど、一応聞いてみる



私 「何ですか?」



   すると、クレープを指差しながら



五 「間接キスだね❤️」



   そう言ってきた。



私 「か、間接、、、キス、」



   言われて気づいた。



   顔が真っ赤になるのがわかる。



五 「何度もキスしてるのに
   間接キスも恥ずかしいの?」



私 「それとこれは別です!!」



   悟さんとのキスは慣れる
   訳がない。
  

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