第2話

夏祭り。
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2018/08/21 08:51





聡side




はい、いつも通り準備が遅いあなたちゃん


まだですか~、ってがまんがまん。


待ちに待った夏祭り。


今日くらいは待っててあげよう。


やっさすぃー、俺。笑





あなた︰お待たせ!




目の前には、紫の浴衣姿に、花の髪飾りをあしらった、もうお姫様すぎるお姫様が立ちはだかる←



あなた︰聡ちゃん…?





なんて首を傾げる君。ごめんあなた

足を早める。





あなた︰えっ、ちょ ちょっと!





俺は無言でお祭り会場から離れていく。もちろん、右手には君の綺麗な手。





あなた︰そ、聡ちゃんってば!どうしたの?






俺︰帰ろっか




あなた︰そんなに私と歩くのいや?可愛くないから…




俺︰そうじゃなくて、かわいすぎるから…。ほかの男に見せたくないの、わかった?




なんて、もう嫉妬をさらけ出した俺は、今、間違いなく赤面だ。




あなたを見ると、俯き、こくん と頷く





俺︰もうちょっと可愛くなければ、あなたとお祭り行けるのに




あなた︰それどういうこと笑





笑い合いながら帰る俺らの影は、仲良さそうに手を繋いでいる。




後ろの方で花火が上がった音がした。




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