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第18話

世界でいちばん。





聡side




俺︰好きって言ってくれない?


健人くん︰うん。


俺︰え、あなたが?


健人くん︰そう、セクシープリンセスが。



健人くんから、突然打ち明けられたあなたのこと。

いやいや、あんなにさっぱりしてて 俺より全然男らしいあなたが、好きって言って欲しいなんて相談を 健人くんにしてるわけ?



俺︰…健人くん、うそついてる?


健人くん︰ついてねえよ!笑

なんで俺がうそつかなきゃ ならないんだよ!笑


俺︰えー、だってあなたが~?


健人くん︰ていうかおまえ 意外とそーゆーの言わないんだな。言いそうなのに



普段から同じグループで一緒にいることが多い俺たち。家で好きーって言ってて、家を出たらグループメイトとして仕事するのってちょっと 恥ずかしくない?

それに、家でも仕事感覚が なーんか抜けてないって言うか。



健人くん︰とりあえず、たまには言ってやれよ


俺︰あなたが言ってくれたら…


健人くん︰お前 待ってんのかよ!笑


俺︰だって……


健人くん︰あのねー、姫がいつ お前に冷めるかなんて わかんないんだからね?



わかってる。わかってるけどさ、でも、だって…










あなた︰聡ちゃん~、お風呂出たよ


俺︰おっけー。洗濯まわす?


あなた︰んん、仕事長引いたし明日の朝にしよ


俺︰りょーかい





だってだって…





あなた︰まだ寝ないの?


俺︰明日の収録の台本、目通さなきゃ


あなた︰そっかー。じゃ 先寝るね


俺︰うん、おやすみ~


あなた︰おやふみ~


俺︰あ、それ俺の、


あなた︰ふふ 笑


俺︰おやふみ。笑





ほらね…





俺︰あなた?



俺が寝室に行く頃は爆睡なんだよ。

こんなの直接言うタイミングあるわけないじゃん。

お互い仕事で疲れてるしね。


彼女の隣に座って ふわりと髪の毛を撫でる。

あー可愛いなあ。好きだなあ。

寝てたらわかんないよね?

よし、仕方ないから1回だけ。




俺︰だいすきだよ、




少し恥ずかしいけど、すやすや眠る彼女の耳元で。

可愛いおでこにキスを落としたら急いでベットに顔を埋める。

あー、恥ずかしい。

1人で何やってんだろ、俺。

でも、こんな風になってるのは俺だけじゃなかったみたい。




ぐいっと布団が引っ張られてら俺と逆の方向に寝返りを打つあなた。

いやまさかね…?

うん、そのまさかでした。




俺︰起きてる…?




声をかけると、ソロりと動いた体。

ほっぺたを赤くして、口元を布団で隠しながら。




あなた︰……健人くんに言われたの…?


俺︰あー、うん、でもこれはひどい、


あなた︰ん、へへ、ごめん、笑




優しくおでこを叩くと、いつものあなたからじゃ想像出来ないほど柔らかく微笑む。

うわー、やば、なにこれ。

理性頑張れ。




俺︰ね、あなたは?


あなた︰うん


俺︰うんじゃなくて、


あなた︰ん?


俺︰俺のこと、好き?




俺だって負けないけどね、ふわあって微笑みながらあなたの髪を撫でて。

あざとく首を傾げたら……ああもう、なんで顔、隠しちゃうのかな。

その照れた顔がもっとみたいんですよ。



俺︰あなた?


あなた︰………すき、だよ?




すっごく小声で。




俺︰ん?聞こえない


あなた︰……すき


松島︰目見て言ってくださーい




布団をめくると、ぎゅうっと掴んだまま離さないあなたが、潤んだ瞳で俺を見つめる。

きゅんってした。

仕事の時とは違う顔。ギャップ萌え。ずるい。




あなた︰聡ちゃんが、すっ…



我慢出来ずに、ガバッとあなたの上に覆いかぶさって、思いっきり抱き締める。


もちろん、あなたに体重はかけないように。



俺︰聞こえなかった、


あなた︰っ、それはずるい…


俺︰ね、もう1回、


あなた︰やっ…


俺︰あなた?ね、お願い…



俺が君に勝てないように、どうせ君も俺に勝てない。

ね、ほら、俺だけを見て、早く教えて?

待っててあげるから。




あなた︰聡ちゃん、が…


俺︰うん


世界一小さな声なんかじゃないか ってくらい。


耳元で言ってもらった俺にしか聞こえない言葉。


どうだ全国のファン、羨ましいだろ




俺︰っっ、かわいすぎっ…っ


あなた︰も、やだ、恥ずかし…


俺︰ねえ、もう1回、


あなた︰は!?やだよ!


俺︰おーねーがーいー





たまにはこんな甘い夜も悪くない。


これからはちゃんと伝えるようにするからね。


せかいでいちばん 大好きな人へ。



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わぁぁ、300人目前だぁ✨笑 可哀想~