[ただいまー]
« おかえりなさい あら?隣にいる可愛らしい女の子は?»
[あー、同じ高校の2年生]
「は、初めまして。美月 百花と言います。」
« よろしくね(*^^*)私、こんな可愛い女の子だから、始の彼女さんかと思ったわー♡»
[は!?///// そんなわけ ないじゃん!
それより!この子色んなことあって、家の鍵無くしてるんだよ。だから、部屋 用意してあげて。]
« あら!そうだったの!?大丈夫だった??百花ちゃん!!»
「え、あ、はい。」
〈 ちょっと、うるさーい(皆を見る)!?え!?なんでももか先輩がきてんの!?〉
「あ、ちょっと色んなことあって、家の鍵無くしちゃって…」
[そーいうこと。もーいーや、俺が案内するから、お母さんはリビング戻ってて。]
〈 俺も行くー!(百花の手を握る)〉
「!?/////」
[? …!!(反対の手を握る)]
~心の声
えっと、この状況は、どうすれば…
右には始センパイ
左には隼くん
…始センパイはちょっと顔が赤い?←可愛い!!
隼くんは、相変わらずキラースマイルを向けてる…←可愛い!!
なんだよ!この兄弟!
イケメンだし、頭かしこいし、運動神経バツグンだし、なんなんだよーー!!!
[着いたぞ。ここがお前の部屋。]
|*´ー`*)ノ|Ю ガチャ🚪
「え、えぇー!!??こんな豪華で素敵な部屋に こんな私が使っていいの!?」
〈 こんな私 ってゆわないでください!ももか先輩は、他の女の子には比べ物にならないくらい可愛いんですから!〉
「/////////」
〈 え?固まっちゃった?(耳元で)固まってたらキスしちゃうよ?(^ν^)〉
「!!//////////」
〈 それよりさ、ももか先輩は、俺の部屋で寝ればいいじゃん?〉
[馬鹿か。 で、次はお風呂だけど、こう行って、ここを曲がって、ここ。 ここまで、OK?]
「はい!」
[で、次は今から行く食事するとこだけど、一緒に行こっか?]
「はい!」
〈 <(`^´)> 〉
~心の声(隼Ver.)
なんだよ、さっきから。
始ばっか教えてんじゃん。
俺だってももか先輩と喋りたいのに…
「…くん!…ゅんくん!隼くん!!」
〈 Σ(ค•ㅅ•)คハッ な、なんですか?〉
「大丈夫?なんか、めっちゃ難しそうな顔してた!」
〈 あぁ、それは、ももか先輩がずっと始と喋ってたから 寂しくて…(。•́ωก̀。)…グス←(嘘泣き)〉
「えぇ!?そんなことで!?」
〈 俺にとっては そんなこと じゃないんです!(抱きつく)〉
「ご、ごめん。じゃあ、手つなご?(*^^*)」
〈 はい!(始の方を見る)😏😏😏〉
[( º言º)チッ ももか、いこ!]
「え?あぁ、はい」
〈 (ももか先輩の手を再び握りなおす)〉
これからの生活が大変な気がします。
と言うよりその気持ちしかありません。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。