第14話

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2018/07/21 08:43
家…出てきちゃった…
ま、前の家なんだけどね。そう、前の…
百)ふっ、うっ、ひっ…く
寂しい。



結構、遠いところまで来ちゃったな…

ここどこだろ


わかんない。





でも、もう、帰る所なんてない。
1人の方が楽だよ。
もう、誰もいない所に。
この世界に誰もいない所ってあるのかな…?
ないだろうな…。
じゃあ、
もういっそ、このまま死ねばいいのに…。
私なんて生きてたって誰の役にもたたない。
私が死んだって気づいてくれるのは1部の人達だけ…
逆に私が生きてたら私の事を考える人はいない
じゃあ、


「じゃあ、生まれてきた意味ないじゃん。
死んだ方がいいじゃん。私なんていない方がいいじゃん。私なんて…」


その瞬間、後ろから誰かに包み込まれた。

百)なん…で…

それは、始センパイだった。
走ってきたのか
息が上がっていた。
でも、なんで、なんで泣いてるんだろ。

百)は…じめっセンパイ?

始)俺は…お前がいないとやだ。

百)へ?い、いや私なんてこの世界にいない方が… ンッ!!


何が起こったか分かるまで時間はかからなかった…
き、キスされて…る?
しかも…長い…

百)ンッ、ハッ、はっじめセンパ…な、がい…

始)…!!ご、ごめん。でも、お前は、この世界に必要なんだ。

百)そっ…んなわけっ…!!

始)泣くな…そりゃ、親がどっちか居なくなるとかめっちゃ悲しいけどさ…その…俺ら、かっ、ぞくなんだからっ!もっと、こう、頼れよ…


百)ふっ、は…始せんぱぁぁぁい(இдஇ`。)
なん…でっ、そんな優しくするっの…

始)ホントのこと…(ギュッ)
泣きたきゃ泣け…


あぁ、泣いてるのが見えないようにしてくれてるんだな…。なんでこの人はこんなに優しいんだろ…。


百)服…びしょびしょになっちゃうかも知れませんよ…(つ∀`*)?



始)いいよ… その代わりっ、ンッ………ぷは

百)ま、また!?き…す?/////

始)これだけで照れるとか…かわいすぎ
もっとキスしたい♡

百)も、もう終わりですっ!

始)元気になった?

百)え、…



たしかに、とっても元気になった。
この人はほんとに優しい…。ありがとう。



百)はい!

始)そりゃ良かった(*^^*)
元気になるオマジナイのおかげかな?

百)元気になるオマジナイ?

始)そ、もっかいオマジナイしてほしい?

百)え、ま、わかんないので…オネガイシマス。

始)ふっ、こーれ♡ チュッ♡

百)ふぇぇ!?

始)ほんとお前って可愛い反応するよな…

百)ー!!!か、帰りましょ!

始)はいよー




ダメだわ。可愛すぎる…。もっかい、してやろうか?



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はい!みなさん、こんにちわ?こんばんわ?
作者です!
この、話的に最終、百花と始センパイが付き合いそうな感じなんですけど…。みなさん、どっちがいいですか?一応、このまま話を続けていくつもりなんですが、コメントとかで教えていただけると嬉しいです!あ、あと、一応 2人共のやつ作ります!(まだまだ先のお話ですが…) だから、最終には、百花、始。百花、隼。
って感じのを作ります!よろしくお願いします!









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