第5話

なんで?(2)
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2018/06/16 00:18
ガチャン🚪   





「たっだいまー ……(o´Д`)=зフゥ…



疲れたな…」







プルルルルルルルルルルルル☎


~心の声

Σ(゚ω゚ノ)ノびっくりした😅

こんな時間に家にかけてくるって言ったら塾とかだし。もう、いーや。


あ、そっか。今日からお母さんイギリスに出張か………お父さんは元々 海外出勤だから…



さびしーな(・_・、)



洗濯物いれよう。


──────────────────────── ────

ガララララララ🚪


夕日が眩しい.*・゚

綺麗な空〜 っ!そうだ!

洗濯物全部入れたら秘密の場所行こう!!


(◍ ´ ˘ ` ◍)そう思ったら楽しみすぎて張り切っちゃうな〜



よし!洗濯物 取り入れOK!


着替えようと思ったけど制服のままでいっか。


財布とスマホと鍵 OK!


しゅっぱーつ!




今は17時30分だから、あと、10分くらいで着くな。





トコトコ(((っ*・ω・)っ

見えてきた!・:*三( o'ω')oʬʬʬ




「きれーい!!✨」


ここは、お父さんが海外から帰ってきて初めて両親が家に揃って家族で見に来たところだ私にとってここは、初めて私の夢を叶えてくれた所かな?


(。•́ωก̀。) あれ?なんでだろ、泣いてる
なんで?なんで泣いてるんだろう

嬉しかったから?




疲れたからかな?





寂しい?








…そうだ。








寂しいんだ。









あの頃に戻りたい。









どうして子供が高校生になったからって、両親を急に海外に行かせるの?どうして?なんで?








ねぇ、お父さんお母さん。








私を置いていかないで。








見捨てないで。









1人はこわい。
















(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!




また、この夢


どうして、また?

あの、丘の上に立ってる一本木の桜を思い出すの?


最近この夢ばっか。





寝不足ばっかりだよ。









誰かそばにいて。








やっぱり寂しいよ。









明日 土日で久しぶりに部活休みだからどっかストレス発散にでも遊びに行こ。




あと……………








桜の所にも行ってみようかな





土曜日になるまでに帰ってきたらいいよね?まあ、8時くらいには帰るけどさ








ここか、久しぶりすぎて道 忘れてるかと心配してたものの……




行けたから良かった。








ここだ。




桜の木 変わってないな…


綺麗に咲いてる。









もうちょっと、近づいてみようかな








ここで家族全員で桜を見上げたんだよね。




お父さんが



〘 お父さんはな、この桜の花は、数え切れないくらいあるだろう?〙



「うん!」



〘 それを百とみたてて花とした〙



「その意味は?」




〘 どんなに苦しいことがあっても………〙




───── ─────


「百回でも、花が咲くように、笑顔が咲くように。 笑顔が絶えない子に育ちますように か…………………………」









このままじゃ、お父さんとお母さんの自慢の子になれないな。


もっと、笑顔でいなくちゃ!(*^^*)







?[おい、]



「!?」



え!?始センパイ!?
まって、さっきの聞かれてた?



[お前、今日の演劇の姫役だった美月 百花だろ]





「え?あ、はい。そうですけど…」





[お前が帰る時 俺、呼んだんだけど]




あれは、空耳じゃ、なかったんだ


うそ、どうしよう。センパイだし。




「す、すみませんでした!! 聞こえなくて……」





[ふぅん。ま、許してあげてもいっか]






「.*・゚(*º∀º*).゚・*.


ありがとうございます!!!それでは、私は帰りますね!」





[あとさ、今日の劇 隼とキスしてたね?]




「!? し、してませんよ!」





[そーか?よーく見えたんだけど。]





「あれは!!私が足を滑らせてしまって!」





[ホントかな?(^_^)]




うぅ……怖いよ…!目が笑ってないよ!この人!




くっ、ここは、劇を使って、堂々と…


「ホントです」



[その割には声が震えてるよ?( ^ω^)]





「ほ、ほんとですので!それじゃあ、ホントにこれで!さよなら!!」





[…頭から離れねぇ。]

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