目が覚めると、周りはすっかり明るくて
程よく涼しい冷房が心地よかった
昨日はあの後夜ご飯食べて…そのまま寝たのか?
そうだあなた…、
寝ぼけ気味だけど視界は少しはっきりとしてきて
すぐに見つけることが出来た
俺のすぐ側ですやすやと寝息をたてていた。
朝日に照らされて
色白い肌がより白く見える。
まるで天使のように
言われてみれば昨日よりずっと調子が良い
熱もない……と思う
あなたはすっかり安心した顔をして
また突っ伏した
やっぱり心配してくれてたんだな
すると何かを言いかけたけどやめて
そう誤魔化したように見えた
そう言って2人で立ち上がった瞬間
あなたはふらついて床に座り込んでしまった
そう言って少し早歩きで下に降りていった
ねえ…ほんとに居なくなるの、?
・・
あなたside
今までは薬飲み忘れても何ともなかったのに、
もう飲まないと生活も困難になってきちゃった…
何であんなに消えたかったのに
いざとなったらこんなに怖いの、?
私
ほんとに消えちゃうの、?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。