おはよぉータプ

あ、

なんですか？
あ、名前ですか？
初めまして瀬文焚琉（タケル）と申します。

あいつは俺にとってたったひとつの光でした。口は悪いしウザいし餃子臭いけど

え？

あいつは刑事でした。爪の先まで。
あいつが高校の時にSPECが目覚めたんです。

能力のことです。SPECは人間の進化とあいつに教えられました。

能力は死んだSPECホルダーを蘇らせる。どんな能力でも手に入る。それからあいつは事件があって左手を切断された。

現代では、日本は、そもそもＳＰＥＣを持つ人間による犯罪を法律は想定していないため、特殊な組織が秘密警察としてＳＰＥＣホルダーたちと戦ってきたんです。。それが警視庁公安部公安零課、通称アグレッサー。

アグレッサーでは、代々「津田助広（スケヒロ）」という人物を襲名させ、パブリックドメインとして維持してきました。
津田助広は何人も存在し、それぞれが殺されると、生きている津田助広に伝えられ、津田助広としての機能は維持されるんです。

あるとき、記憶を操作するＳＰＥＣを持つものが津田助広として生まれ変わった。それが地居（チイ）。
地居はその能力を活かして、危険なＳＰＥＣホルダーたちを次々と消してきました。
しかし、ある少年が時間を止めるという史上最強のＳＰＥＣを持ったことを知った。その少年こそがあいつの弟だったんです。

地居は弟の記憶を書き換え、姉のあいつと憎しみ合うようなシナリオを思いつき、実行した。あいつは実の弟とは知らずしかも時を止めるSPECホルダーと戦って、自分のSPECが一時期使えなかったんです。