第32話

隠された部屋
275
2023/07/28 11:00


NO side



黒白堂の裏口から、
パール、バーニーが顔を出す。


いま、まさに男たちと連合軍が抗争中だが、

外にはなにひとつ聞こえない。



パール「この奥か?」
バーニー「おう。そこをそのまま真っ直ぐ行って突き当たり」
パール「つーかあなた、大丈夫だよな」
バーニー「まだわかんねーけど」



裏口からロックを解除し、中に侵入した2人。


地下に繋がる階段と、

もうひとつ、
べつの隠し扉を見つけ、



パール「これか?」
バーニー「開けんぞ」
パール「おう」



バーニーは持ってきたパソコンを開き、
その場でロックを解除する。


数分後、


ガコンッ_

機会音と共にゆっくりと扉が開いた。


それと同時に、



パール「なんだこの部屋…」



目の前に広がる、ガラスの中に眠る人の数々。


なにかの研究室なのか、
そんな光景に目を見開く2人。



バーニー「人体実験的な?人間を研究材料にした」
パール「まじかよ」
バーニー「That's creepy…(気味わりぃ…)」



なんて驚きつつも、

物音を立てないよう、
静かに部屋を見渡す2人。



パール「あなたの居場所は?」
バーニー「この真下」
パール「こっからどうやって出んだ?」
バーニー「ちょっと待ってろ」



バーニーは、
持ってきた二台のパソコンを繋ぎ、

なにやらカタカタと文字を打ち込む。


次の瞬間、


ガコンッ_

大きな音が鳴ったと思えば、
床が大きく動き、



バーニー「動くぞー」
パール「うおっ、」



ゆっくりと落ちていく床。


それからしばらくして、
彼女がいると思われる部屋に着いた。


だけど、

そこにあなたの姿はない。



パール「なんだよ。あなたいねぇぞ?」
バーニー「この部屋のどっかにいんだけど」
パール「見つけんの時間かかりそー」



部屋を見渡せば、天井は高く、

壁にはいくつもの扉があり、
ロックを外せば自動で開く仕組み。


その内、どれかの中に、
あなたが入った装置が隠れているらしい。


彼女を見つけ出すのに、
なにひとつ手がかりはなく、


と、



パール「あっ…あれじゃね?」



そう言ってパールが指差す先には、
ひとつだけ、開かれたままの扉。


その扉の奥に隠されていた彼女を
パールが見つけ、

バーニーは口角を上げると、
なにかをパソコンに打ち込み始めた。



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