第36話

ふざけんな
301
2023/08/04 11:00


パールside



ガタンッ_

あなたが浮かぶ、
なにかが入った装置を見つけ、

Bがパソコンに打ち込めば、

あなたが入った装置が、
音を鳴らして、ゆっくりと静かに降りてきた。


扉を開けようとすれば、
【中断】の文字が表示される。



パール「開けていいのかよ」
バーニー「…いや、」



そう聞けば、険しい顔をしたまま、
パソコンを眺めるB。


…なんかあんのか、?


じっとパソコンを見つめ、
少しして、Bが口を開いた。



バーニー「これ、中断したら___」



ガタンッ_


「「…っ、!?」」



なんて、


そんなBの言葉を遮るように、

大きな音が鳴り、
俺たちがいた場所が動き出す。


気がつけば、いつのまにか、



パール「おいおいまじかよ、笑」



二人とも捕まってた。←

檻のような、鉄の柵で囲まれて、
扉もなにもない、そんな部屋。


そこに、



「お前らか、うちのデータにアクセスしたのは」



現れたのは、ガタイの良い、
スーツを着た長身の男。

そいつを見たBがにやりと笑う。



バーニー「へぇ…こいつかよ」
パール「あ?なにが」
バーニー「あなたの父親」
パール「…は、」



なんて、そう呟いたBに聞けば、
予想外の言葉が返ってきた。


は、こいつが?


…まじかよ、



虎牙「なんだ。私のことも知っているのか」
バーニー「まあね」
虎牙「どこまで調べた」
バーニー「さあ?」
虎牙「お前、腕がいいな」



さっきBが言ってた。

あなたの父親、" 黒川虎牙 "ってやつが
裏で動いている本当の黒幕で、


なにより、頭は誰よりも良いらしい。



バーニー「で、今更あなたになんの用?」
虎牙「お前らこそ、私の娘になんの用だ?」
パール「消えちまったって聞いたから、迎えに来たんだよ。あいつは俺らが連れて帰る」
虎牙「私の娘だ。お前らの好きにはさせない」



あなたを利用して、なにかするつもりなら
ぜってぇ許さねぇけど。


十数年前、この街にあなたを残して
姿を消した___父親。


今更迎えに来ましたとか、



パール「お前、あいつを利用すんのかよ」
バーニー「ずっとあなたを一人にしておいて、今更それはちょっと都合良すぎなんじゃねぇの?」
虎牙「今更とはなんだ。あなたは元々こっちの身内。どうしようがお前らに関係ない」
バーニー「その頭が腐ってるっつってんだけど」
パール「家から追い出したのは事実だろ」
虎牙「家を追い出した?いや、違うな」
バーニー「what?」
虎牙「あいつはな、しばらく家出をしていたんだ。探していた娘を見つけたから連れ戻したまでだ」



…は、?


あなたが自分で家を出た?


…違ぇよ。

お前があいつを" 捨てた "んだろ。



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