第31話

始まりの合図
296
2023/07/25 11:00


NO side


_ザッ

そこに、SWORDの頭が並ぶ。
雨宮たちも、顔つきが変わって、


___バンッ


虎牙が鳴らした銃声と共に、
戦いが始まった。



「オラァァァ!!!」



ガンッ_


男たちの上げる声と、金属音が鳴り響く。


敵の数は圧倒的に多く、

パイプやバットを持つもの、
中にはナイフを持つものもいる。



ダン「さっきより人数多いて!!」
テッツ「うおっ、あっぶね!」
チハル「どんどん出てくる」



男たちとの人数差に苦戦するも、
なんとか倒していくDTC。

次々と体力を奪われる一方で、
余裕そうな雨宮兄弟。


だが、



雅貴「…大丈夫だよね、」
広斗「あ"?なにが」
雅貴「あなた…兄貴のことも、俺たちのことも、
ほんとに忘れちゃったのかな、」
広斗「…んなことあとにしろよ」
雅貴「だよね、ごめん」
広斗「…、」



雨宮は2人とも、
精神的にやられているようだった。


雨宮のおかげなのか、

男たちのペースに呑まれることはなく、
徐々にSWORD側が押していく。





























それからしばらくして、敵の数は半数にまで減り、



ダン「オラァ!かかってくんなやこらぁ!」
テッツ「おいっ!ひっついてくんな!」
チハル「あ、っぶねぇな!!!」



DTCも少しずつ、
自分たちのペースを取り戻していた。



コウ「大丈夫ですか?」
古屋「おう、」

ピー「おい、大丈夫か」
キジー「…ありがと」



お互いにカバーし合うG-SWORDたち。



日向「あ?やんのか?」

加藤「行くぞオラァ!!!」

左京「右京ー!来いよー!」
右京「なんだぁ?」

関 「むーらやーまさーん!」
村山「えーなにこれ騎馬戦!?」



楽しんでいる者もいれば、
中には、遊んでいる者もいて、



虎牙「SWORDのやつらに雨宮兄弟、か。
とんだ組み合わせだな。まぁ、問題はないがな」



順調にことが進み、上機嫌である虎牙。



虎牙「やっかいだな。お前ら雨宮兄弟は」



雨宮の戦いっぷりを見て、ふと呟いた虎牙。


実質、この人数差でSWORD側が
少し押せているのは雨宮がいてのことで、


男たちは恐れているのか、
雨宮の周りには人があまり集まっていない。

むしろ、腰を抜かす者が数人。


雨宮の圧倒的な強さとオーラで、
中々手を出そうとしない。



虎牙「お前らがいくら足掻こうと、あいつはもう手遅れだ」



笑い声と共に闇に消えた虎牙。


雨宮が顔を上げると、
そこにはもう、虎牙の姿はなかった。



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