たっくんに送らなくていいとは言ったものの…さっきから付けられてる気がする、
直ぐに既読が着いてすぐ返事をくれたたっくん
たっくん来てくれるんだ、よかった
たっくんを待っててもやっぱり進まないと追いつかれちゃうし…
え、待って後ろの人走ってない…?
『ねぇ、』
「え、」
急に手を掴まれて男の人の力に抵抗できない
『おねぇさん、俺とどっか行かない?』
「無理です、」
「ほんっとにやめてください、」
たっくん早く来てよ…
川西「手離してください。」
『だれ?』
川西「あなたの彼氏です。」
『…』
川西「離してください。」
『チッ』
少し息を荒くしたたっくん、
私のために走ってきてくれたのかな
川西「大丈夫やった…?大丈夫じゃないか、」
「たっくんが来てくれたから大丈夫、」
川西「何それ、なんか照れるわ」
「…たっくん」
川西「ん?」
「すきやわ」
川西「え、、」
「あ、ごめんね、こんなこと言っちゃって」
目を丸くするたっくん、あーあ、終わったなぁ、少し後悔
川西「ごめん」
「そうやんな、」
川西「違う、言わせちゃってごめん…」
「え?」
川西「俺も好きやで、昔から」
顔を赤くするたっくん
川西「返事は…?」
「お願いします…?」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。