第64話

1,215
2021/10/28 15:12
たっくんに送らなくていいとは言ったものの…さっきから付けられてる気がする、
あなた

たっくん、

TAKU
TAKU
どしたー?
直ぐに既読が着いてすぐ返事をくれたたっくん
あなた

なんか付けられてる気がする

あなた

こわい

TAKU
TAKU
え、いまどこ?
あなた

公園あたり、

TAKU
TAKU
すぐ行くから、
たっくん来てくれるんだ、よかった

たっくんを待っててもやっぱり進まないと追いつかれちゃうし…
え、待って後ろの人走ってない…?
『ねぇ、』
「え、」
急に手を掴まれて男の人の力に抵抗できない
『おねぇさん、俺とどっか行かない?』
「無理です、」
「ほんっとにやめてください、」
たっくん早く来てよ…
川西「手離してください。」
『だれ?』
川西「あなたの彼氏です。」
『…』
川西「離してください。」
『チッ』


少し息を荒くしたたっくん、
私のために走ってきてくれたのかな
川西「大丈夫やった…?大丈夫じゃないか、」
「たっくんが来てくれたから大丈夫、」
川西「何それ、なんか照れるわ」
「…たっくん」
川西「ん?」
「すきやわ」
川西「え、、」
「あ、ごめんね、こんなこと言っちゃって」
目を丸くするたっくん、あーあ、終わったなぁ、少し後悔
川西「ごめん」
「そうやんな、」
川西「違う、言わせちゃってごめん…」
「え?」
川西「俺も好きやで、昔から」
顔を赤くするたっくん
川西「返事は…?」
「お願いします…?」

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