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第2話

古川 藤真
いつも通りの朝日。
いつも通りの朝食。
いつも通りの頭痛。
もうこの頭痛にも慣れてきた。と、言うよりかは毎日の恒例になっている。
10年前、謎の病気を発症。
まぁ俺の家系は元から身体が弱い方で何故か男の子は色んな病気にかかる。なので奇病になっても親戚の人達はあまり心配をしない。慣れてるから。
朝食と共に薬を6種類飲む。
すると丁度いいタイミングで鈴花が現れた。
「おっはよ〜!今日も頭痛い〜?w」
鈴花は俺の従姉妹。弟が病気なので色々な情報がはいってくる。だから、今は一緒に住んでいる。
「五月蝿い。」
「え〜。酷い〜!」
と、まぁこんな茶番をやっている間に学校に行く時間になった。
「んじゃ!いってきまーす!」
「ん、行ってら。」
鈴花は実は頭が良くて特待生として私立の学校に行っている。
反対に俺は普通の市立高校だ。
8:15登校
「おはー。」
友達の健人が言ってくる。
「んー。」
テキトーな返事を返していると、授業開始のチャイムがなった。
「みんな、おはよう!」
教師がうるさく挨拶をしている。
頭痛が激しくなる……
13:30昼休み開始
弁当だ〜。と思いながらバックを漁る。ふと、朝の行動を思い出す。
(あ、弁当忘れた。)
いつもより頭痛が激しいのに購買まで歩くなんて……
そんなことを考えていると、近くの女の子が近寄ってくる。
「ねーねー!ご飯忘れたの?あげるから一緒に食べよ!」
「健人くんも一緒に食べよーよー!」
自分から言うことではないが俺は一応顔がいいので食べ物をくれる人がいる。
健人の方を見て、お願いしますと言う目で見ていると健人からいいよ。という言葉が返ってきた。
それでまぁタダ飯を貰えた訳だがタダよりも高い物はないということで女の子たちのおしゃべりに付き合わされられる。その声がまた頭痛を激しくさせるような気がした。
14:30授業再開
「みんな、昼ごはん食べすぎて寝るなよ〜?」
と言う定番の言葉を先生が言ってから授業が再開した。
……ヤバい…頭痛が本当にヤバい…これは死ぬ……
バタッ
視界が狭まっていく。
みんなの声が聞こえる。
……このままずっと……眠るように……死にたい……
ふと、そう思ってしまう自分がいた事を改めて知る……
……
目が覚めましたか?
と、担当医が声をかけてくれる。
まだ頭痛が激しい。
「は、はい。目ぇ覚めました。」
「……それは良かった…今から大事なお話があるのでしっかりと聞いてください。」
「はい」
「……非常に言い難いんですが…古川さん。あなたの寿命は、あと1年です。」
それを聞いて俺は何を思ったんだろう…

そうだ。嬉しかったんだ…あとちょっとで死んでしまうって言うことが嬉しかったんだ。

そのあとの主治医の慰めの言葉なんて全く聞かず、そのあと、薬を9種類飲んで帰る。

不自然にチューリップが置いてある。
何故か興味を引かれ、指で花をつつく。
すると、先程までの頭痛が、無くなった……

ような気がした。