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第5話

板垣 朱菊
「お前はいつも愚かなことしか考えてない。そんな愚か者は外に行ってろ。」
ビシバシ
そうだ。私は愚か者だ。父が言ってるのだから事実だ。それに…私は死神でもある…
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「ねえねえ!」
今日転校してきた子だ。もう友達ができたのか。
「……」
「ねえ!板垣さん?!」
ビクッ…私だったんだ
「はい?なんでしょう」
「お友達にならない?仲良くなれそう!」
「えっ、」
「嫌かな…?」
「ううん、嬉しくて。」
「それなら良かった!よろしくね!朱菊ちゃん!」
ポロポロ
「え!大丈夫??私なんか怒らせちゃった?」
朱菊という名前を呼んでもらえることが全くない日常だったので気が緩んで涙が出てきた。
「……なんでもない、嬉しくて…」
「何回でも呼んであげるよ!朱菊ちゃん!朱菊ちゃん、朱菊ちゃん、朱菊ちゃん……」
「えへへ」
「これからよろしくね!」
「うん!よろしく!」
⚫️⚫️ちゃんといる時はとても楽しかった。あんなことが起こるとは思いもしなかった。
うーん。⚫️⚫️ちゃんの誕生日プレゼントどうしよう…アクセサリーとか、本とかがいいのかな…?……やっぱり⚫️⚫️ちゃんと一緒に行って決めてもらうが1番だな!
「⚫️⚫️ちゃん!今度の日曜日一緒にお出かけしない?」
「そうだね!一緒にお出かけしよ!楽しみだなぁ〜」
〜日曜日〜
「おはよう!朱菊ちゃん長袖で暑くないの?」
「えっ、うん。大丈夫だよ!」
昨日殴られてあざになってるなんて言えない……
「じゃあ出かけようか!」
「うん!」
ガシャン
この音なんだろう…?空耳かな?
「朱菊ちゃん!危ない!」
ガシャン
「え。⚫️⚫️ちゃん……?⚫️⚫️ちゃん!」
キャー!
ピーポーピーポー
一命を取り留めたようだが小学校にはもう帰ってこないらしい。
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私のせいで⚫️⚫️ちゃんは学校に来れなくなった。私は死神同然だ。私のせいで誰かが不幸になるのなら自分自身を閉じてしまえばいい。
それ以来、私は感情を閉じ込めた。消してしまったのかもしれない。あの日以来言葉もあまり喋らなくなった。喋る必要もないから。
もうあの事件から2年が経った。学校には一応在籍しているが入学してから1度も教室には入ったことがない。
自分の部屋の前にチューリップが何故か置いてある。母が置いていったわけでもないし、父は絶対にない。
中にはいるのに邪魔なので枝の部分を手に取る。
すると……
私がいなくなった
      気がした