第80話

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2020/10/18 13:06
イェナ
イェナ
え、知らなかったの?
(なまえ)
あなた
うん
イェナ
イェナ
うちの学校で1番のイケメンだよ?
イェナ
イェナ
てっきり知ってるのかと思ってた、笑
女子1
女子1
テヒョン先輩~!
女子2
女子2
一緒に写真撮ってもらえますかぁ?











え……、今?
















テヒョン先輩は隣で深いため息をついている














他のお客さんもいるし







この状況はまずい



















考えるよりも先に体が動いていた




















(なまえ)
あなた
ねぇみんな、今じゃなくてよくない?
女子1
女子1
えー、でもせっかくミックまで来たのにぃー
女子2
女子2
それに、あなたちゃんは関係ないでしょ







うぅ……



















それを言われると返す言葉がない
















イェナ
イェナ
まぁみんな、今は先輩仕事中だし
イェナ
イェナ
明日ね、?







イェナにそう言われると 


 
女子たちは頬を膨らませながらスタスタと店の外に出て行ってしまった























(なまえ)
あなた
ありがと……
イェナ
イェナ
ううん、全然!
イェナ
イェナ
頑張ってね!
(なまえ)
あなた
うん!ばいばい!








私はイェナを見送ってから再びカウンターへ戻った





















テテ
テテ
やっぱりお前のせい
(なまえ)
あなた
……へ?
テテ
テテ
お前があいつら呼んだんだろ
テテ
テテ
まじ迷惑だから










さっきから訳の分からない事を言って




私の気分を悪くしているこいつに




堪忍袋の緒が切れた

























(なまえ)
あなた
あの!何が言いたいのか知りませんけど!
(なまえ)
あなた
私はここで働かせてもらうために来たんです!
(なまえ)
あなた
誤解しないでください!









私はそう言い放ってツカツカとジェニの元へ向かった






























(なまえ)
あなた
なんなの、あいつ……
ジェニ
ジェニ
ふふっ笑笑
(なまえ)
あなた
ねぇ、どういうことなの?あの人が言ってること?
ジェニ
ジェニ
え、それはねぇ……





ジェニは今までの出来事をゆっくりと話始めた














 













1年前、ジェニはここでバイトを始めた










その1ヶ月後くらいに入ってきたのがテヒョン先輩だった











テヒョン先輩は高校での人気者らしく












毎日のように女子達が店の前で戯れていた















しだいに近所からミックに苦情が入り












しばらくはテヒョン目当てでミックに来る女子は減った





 











そして、テヒョン自身


 


女子達がキャーキャー騒いで



毎日自分を見てくることが



すごく嫌だったらしい   




















店長に注意されてもミックに来るのを続ける女子は








 

しだいにミックでバイトを始めた















その女子たちはバイト中にテヒョンにぼっこぼこにされて









2週間もたたないうちに辞めてしまった、と















そんなことが3ヶ月ほど続き、ミックの業務にも影響があった











客のアンケートには






「レジの対応が悪い」







「注文したのと違う商品が出てきた事が何度もあった」








など

















ジェニ
ジェニ
……とかまあいろいろあったのよ
(なまえ)
あなた
そんなことが……
ジェニ
ジェニ
で、テヒョンさんはあなたのことをまた自分目当てでバイトに来た女子だと勘違いしてるって訳、笑
(なまえ)
あなた
でも、だからって……












と、その時







テヒョン先輩がこっちに向かってやってきて










こう言った































テテ
テテ
さっきはごめんな、悪かった

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