次の日
いつもよりちょっと早く起きて
高校の制服を着、
入学式の準備をする
一通り支度が終わり
階段を下りると
おかーさんが綺麗なスーツを着ていた
それから2人で朝ごはんを食べ
私はジヒョとイェナとの待ち合わせの時間のちょっと前に家を出る
見上げた空は雲一つなくさえきっていた
仲良く3人で会話していると
いつのまにか学校に着いた
門をくぐってから下駄箱の近くの壁に貼り出されているクラス分け表を見つけた
まわりでは
「何組何組?」
「やった!同じ!」
「離れちゃった…」
など
いろんな人のいろんな声であふれていた
さぁ
私たちも………!
1年C組
チョン・あなた
同じ列には
チェ・イェナ
パク・ジヒョ
の名前がしっかりと印刷されていた
そう言って3人で喜んでいると
だんだんと周りがざわざわしてくる
イェナが
そのことに気づいたようで
と
つぶやいた
私も周りの子やイェナが向いている方を見てみると
見たことあるような
ないような
ものすんっっっっっっっっっごいイケメンが歩いてきたのだった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。