さいしょはぐー


じゃんけん……



何度かそれを繰り返すうちに



決着がついたようだ











私はどうなったか分からないがたしかに




フェジちゃんの悲鳴が聞こえた

ん？



ってことは

グクはそう言ってジュンくんの元に駆け寄った

そっか、まさかの


肝心のグクが負けちゃったのか笑


そりゃあ仕方ない


フェジちゃんがっかりする訳だ

なーんてイェナと笑い合っていたら

え？

すぐさまジンくんはみんなに聞くが


周りの男子はフェジちゃん目当てのじゃんけんに負けて明らかにどんよりしている

まじか






ふいとグクのほうをみると




ジュンくんと話していて



「なんか委員やりたかったんだよねー！」




とかなんとか言っている





そのあと委員会に入っていない人が係決めをして全て係が決まった




すると先生が

はーーーい









転校生かぁ…







女の子かな？








それから一日の授業を終えて帰りのHRが終わり各自解散となった








私が2人と帰ろうとすると


先生に呼び止められた

グクが先生の方を振り向く

なんだろう、とか思いながら先生の話を聞くと

なーんだ笑




急いで2人の元へ向かい




おしゃべりしながら下校した





家の前まで来るとおかーさんが段ボールをトラックに積み込んでいた

荷物を全て運び終えて


今まで過ごしてきた家にありがとうと言ってから



2人で新しい家に向かった



















しばらく歩いてからおかーさんは

と言った









家は思った以上に大きかった

おかーさんがピンポンを押すと



すぐに「はーい」という声が聞こえて



中からお父さんがでてきた

家の中はとっても広くて



綺麗だった

私が2階に上がり周りをキョロキョロ見渡していると


ちょうどグクが自分の部屋らしき所から出てきた

私が自分の部屋に入ろうとすると