え、
ちょちょちょ
イェナのシフト終わる時間だから教室戻ろうとしたらこれ?
てかテヒョンくんどこまで行くの……
私は地味な4階の踊り場まで連れてこられた
…………
へ?
えええええ?!?!
もしかして私
今、愛の告白されてんの?!?!
テヒョンくんはしばらく黙っていた
あぁ……
人を振るのって、こんなに辛いの?
1人の好きって気持ちを踏みにじんだみたいで、胸が張り裂けそうだった
ホントに辛い……
ごめんなさい、テヒョンくん
心から……
私はイェナに抱きついた
イェナは全てを理解したかのように私の背中をポンポンとしてくれた
📢(アナウンス)
ただいま、14時30分をお知らせします。
14時45分より、体育館で後夜祭を実施
いたします。
参加する生徒のみなさんは、直ちに体育館
館へ移動してください。
私は首を横に振った
そう言って私はイェナから離れた
私はみんなが向かってくる方向とは逆方向の教室へと向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。