作)流石魔王( '-' )笑い声が独特( '-' )←
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<カチッ
<ピッ(な ジェ 莉 落ちる)
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<ガチャッ(2人が帰る)
<トサッ(ベッドに寝転がる)
そういって手首を見る
そこには無数の傷跡があった。
リスカだ。
そんなことを言いつつも、またリスカをする。
<シュッシュッ
これの繰り返しだ。
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そんなある日だった。
外は黒い雲が広がり、ザァザァと強い雨が降っていた時だった。
今日もリスカをしていた。
<ピーンポーン
<???お、お邪魔しまーす……??
<ガチャッ
·
<スタスタ…
そう言って、ズカズカと俺の家に入っていく。
すると、廊下で立ち止まったと思いきや急にティッシュで床を拭きはじめた。
そして、そのティッシュを俺に見せつけた
莉犬は真っ赤に染ったティッシュを持っていた
<ガチャッ
俺の声を聞こうともしない莉犬を止めることは出来なかった
ただ無言でナニカを探していた
俺は何も言い返せなかった
認めたくなかったものをメンバーに『認めろ』と言われているような気がした
……物凄い罪悪感に襲われる
その時だった
莉犬は優しく微笑んで、俺を抱きしめた。
<ギュッ
<ポロポロ
自然と涙が込み上げてきた
泣きたくないのに
認めたくないのに
こんな姿見せて何になるんだ
俺は『最高のエンターテイナー』じゃなかったのか
莉犬は俺の為に泣いてくれた
俺の事を『大切な人』と言ってくれた
こんな馬鹿みたいなことをしている俺を『よく頑張ったね』と褒めてくれた
俺は……
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それからというものの、俺は徐々に回復し、元気になった
いつもの明るい俺に戻った
そして悲劇が起きた
あぁ、そうか
俺は結局助けられてばかりだ
俺を支えてくれた莉犬を助けることが出来なかった
気付くことすら出来なかった
莉犬、よく頑張ったな
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はい!お久しぶりです!作者でs(((
……うん、あの……
暫く投稿できなくてすみませんでしたぁぁ……
ひぇぇぇ……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!